FF12はどれくらい面白いか?
はじめてプレイしたFFはスーパーファミコン版の6だったのです。それまでゲームといえばWizardryやUltimaのワイヤーのダンジョンと絵のモンスターしか知りませんでした。でもFF6のオープニングにはたまげました。吹雪の中ティナがビッグス・ウェッジとともに進んでいく、あの場面は昔『赤毛のアン』のオープニングを見て「日本アニメーションはとうとうここまで来たか!」と仰天したときと同じくらいの驚きがありました。(←ちょっと分かりにくい例えでごめんなさい。なお「日本のアニメーション」という意味ではなく、会社としての「日本アニメーション」です。)
あれからもう10年以上。グラフィックは格段にきれいになりました。でもそれだけです。ゲームの構成やシナリオは相変わらず人間が作っています。
私ははじめての経験であるFF6の強い印象が残っているのでどんなゲームをプレイしても「FF6よりは落ちるなあ。あの感動はもう味わえないのかなあ?」という思いがつきまといます。
今回のFF12もクリアしてから評価しなくてはいけないとは思いますが、今のところの評価は【標準】。
フィールドからバトルにシームレスに移行する構成は○、ライセンスシステムは○。でもねえガンビットが×です。あれでバトルがワケ分からないものになっています。バトルスピードを落としてひとりひとりアクションを指定すれば良いのですが、それをやるとスピードが格段に落ちるし、タイミングが分かりにくいのでできません。
以前どおりのひとりひとりのアクションをこちらで指定する方式のほうが私は好きです。
ストーリィもちょっとピンと来ません。「なぜ彼らがここでパーティに加わらなければならないの?」と首をかしげてしまう場面もあります。今のところ私は流れに身を任せてストーリィを追っている状態です。
でもねえ最近プレイしたゲームですっごく良かったのがひとつあります。私もここを見てやりたくなり、PS2まで買ってしまいました。ドラクエ8です。
構成もシナリオもシステムも何もかもが○、エンディングが2種類あるのも楽しめます。ドラクエをプレイしたのは8が初めてなのですが◎でした。