バルク陰性

海外競馬のシンガポール航空国際カップで、地方所属馬として初めて海外G1を制し、家畜伝染病の疑いがもたれていたホッカイドウ競馬所属のコスモバルク(5歳)が、血液再検査の結果、陰性だったことが24日、分かった。シンガポールの畜産当局者が明らかにした。関係者によると、25日夜の便で帰国し、検疫を受けた後、6月25日の宝塚記念出走を目指すという。

 コスモバルクシンガポール入りした今月上旬に血液検査を行い、14日のレース後に出た検査結果で、発熱や貧血を引き起こす家畜伝染病「馬ピロプラズマ病」の疑いが浮上。15日に再検査していた。コスモバルクは2003年に旭川競馬でデビュー。その後、中央競馬に挑戦し04年に弥生賞で勝利するなど、地方馬のエース的存在として活躍している。

 ▼コスモバルクを生産した北海道新ひだか町の加野喜一さんの話 最初の検査で陽性になったと聞いて心配していた。無事に帰国すると聞いてうれしい。宝塚記念に出て、心配していた多くのファンに元気な姿を見せてほしい。

                                【スポニチHPより】