温暖化で消え行く島

tk33082006-08-09

米ロ国境のベーリング海峡に近いアラスカ西部の島シシュマレフで、海岸浸食が進み、家屋の倒壊が相次いでいる。温暖化の影響で、海が凍る期間が短くなり、次々と押し寄せる高波が永久凍土を削り、とかしているためだ。
 島には先住民のイヌピアット・エスキモーを中心に、約600人が暮らしているが、「いずれ沈む島では生きていけない」と、村ごとアラスカ本土へ移住することを決めている。しかし、移住費用の予算が確保できず、計画は暗礁に乗り上げたままだ。
浸食で家の倒壊が始まったのは8年前からだ。海が凍る時期が例年より約2カ月も遅くなり、高波が海べりの永久凍土に立つ家々の土台を浸食。これまでに、20軒が倒壊し、住民たちは次々と島の奥へ避難している。

asahi.comの記事を抜粋して引用】