『暗闇のスキャナー』読了

tk33082006-10-27

最後まで暗くて救いのないお話でした。1976年9月にディックがインタビューに答えたこの作品についてコメントが巻末に載っていますので引用しておきます。
僕は、この作品を書いているあいだじゅう悲しくてたまらなかった。ゲラ校正を2週間前にやった時も、悲しくてたまらなかった。ゲラ校正が終わってから、2日間泣き続けた。この物語を読み返すたびに、僕は涙を流してしまうのだ。