「ゆりかごから墓場まで」着手

tk33082007-09-20

C2Gスーツというアイデアを読んでふと思い出したのは『デューン』のフレーメンたち。まだ読み始めたところなので展開が分かりませんがラストシーンははC2Gスーツを着て宇宙に浮かぶ人影、のような気がします。「沈黙のフライバイ」「轍の先にあるもの」「片道切符」と読んできての感想は「なんか軽いなあ」というモノ。確かに最新の惑星科学や恒星系探査などをもとにした珠玉のアイデアたちがきら星のように輝いているのですが「描写が軽い」のが欠点。もう少し抑えた書き方だと違うんではないかな、と言うのが正直な感想。大昔に読んだ豊田有恒の『時間砲計画』を思い出しました。とはいえちりばめられているアイデアは燦然と輝いています。軽〜く読めますからいちど読んでみては。