もったいない

18億円馬が3戦未勝利で引退…フロリダで種牡馬生活
世界のセリ史上最高額1600万ドル(当時のレートで約18億5600万)で取り引きされたザグリーンモンキーが、3戦未勝利のまま引退することになった。同馬は米フロリダ州産で父フォレストリー、母マジカルマスカレード(その父アンブライドルド)の鹿毛の牡4歳。06年2月28日にフロリダ州コールダー競馬場で開催されたファシグティプトン2歳トレーニングセールで、アイルランドを拠点とするクールモアグループが1600万ドルで落札。それまでの最高額、85年の米ケンタッキー州のキーンランド7月1歳セールで1310万ドル(当時のレートで約31億4400万円)で取り引きされたニジンスキー産駒シアトルダンサーケンタッキー州産、牡、タイキフォーチュンなどの父)を290万ドル上回り、大きな反響を呼んだ。しかし、その後は散々。米国のトップトレーナーのT・プレッチャー師に預託されたが、仕上がりが遅れ、デビューは3歳時の昨秋で3着、続く2戦も4、4着に終わり、古傷の影響もあって獲得賞金1万440ドル(約118万円)のまま引退が決定。今年は多くの繁殖牝馬の配合種牡馬が決定している事情も考慮され、来年からフロリダで種牡馬生活に入る。

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