知ってたら行ったのになあ

tk33082008-03-27

東京湾岸署」が誕生 ドラマ人気で観光スポットに
臨海副都心のお台場地区に新しい警察署が31日、誕生する。その名も「東京湾岸署」。人気ドラマ「踊る大捜査線」に登場する「湾岸署」と似ており、昨年6月に名称が発表された直後から建設中の庁舎をカメラに収める観光客が絶えないなど、新しい観光スポットになりつつある。江東区青海2丁目で、船の科学館日本科学未来館が立ち並ぶ同地区の東京港沿いに立つ。地上9階、地下1階、高さ47メートル。延べ床面積は1万7000平方メートル。総工費約60億円。最上階に東京湾を一望できる監視室がある庁舎は船をイメージしたデザインだ。外壁には警視庁の警察署では初めて、マスコット「ピーポくん」が掲げられ、夜には「Tokyo Wangan」の文字とともに発光ダイオードで浮かび上がる。署の名前は「付近を首都高速湾岸線が通るため」と警視庁は説明するが、住民からの「ぜひ、湾岸署に」との声も反映されたという。
お台場地区の観光スポット化、一帯の高層マンション建設に伴う人口増加にあわせ、周辺3署が担当していたお台場、有明、新木場地区などを統合、同署が管轄する。東京港内の事件事故も引き継ぎ、警備艇25隻を所有、庁舎前には専用の桟橋がある。かわりに1879年から続いた東京水上署は廃止される。留置場の規模も既存の警察署より多く2フロアに40室備える。犯罪の国際化を受け、注意書きも5カ国語で書かれている。ドラマの湾岸署は内部にガラスを多用するなど開放的な作りだが、同署の事務スペースは他の署と変わらず、比較的地味な作り。ただ職員用の食堂が海に面し、広い窓から港が一望できるなど明るい印象だ。
駅から徒歩5分、近隣には温泉浴場や博物館もあり、「ついでに」と足をのばす見物客が増えそうだが、今のところキャラクターグッズ販売や記念撮影用のセットの設置などは「一切ありません」(警視庁)という。それでも阪下守四郎・現東京水上署副署長は「名称で警察署を身近に感じてもらえるのはありがたいこと。防犯や交通安全の効果的な広報につながれば」と期待している。

http://www.asahi.com/national/update/0327/TKY200803270100.html