超良血馬

tk33082008-04-15

夢の配合!父ディープ、母メジロドーベルの12冠ベビー誕生
ディープインパクト(05年3冠、06年天皇賞・春宝塚記念ジャパンC有馬記念のGI7勝)、母メジロドーベル(96年阪神3歳牝馬S、97年オークス秋華賞、98・99年エリザベス女王杯のGI5勝)。夢の配合による12冠ベビーが14日午後9時20分、北海道伊達市メジロ牧場で誕生した。子馬は元気な鹿毛の男の子。順調に育てば2年後の10年夏〜秋にターフに姿を現す。
夢の12冠ベビーの誕生だ! 8日の出産予定日から、遅れること6日。待ちに待ったその瞬間が訪れた。14日午後9時20分、7冠馬ディープインパクト(6歳、父サンデーサイレンス、母ウインドインハーヘア、母の父アルザオ)と、5冠女王メジロドーベル(14歳、父メジロライアン、母メジロビューティー、母の父パーソロン)の産駒が、北海道伊達市メジロ牧場で産声を上げた。生まれてきたのは父母と同じ鹿毛の男の子。額には母譲りのでっかくてしっかりとした星が輝いている。6度目の出産となったドーベルは、特に産気づくこともなく、馬房を2〜3度回り初めてから、平然とした顔で程なく子馬を生み落とした。
「昨年もドーベルは4月14日に子供を産んでいるんです。今年はディープの子供ということもあって注目度も大きかったのですが、今まで(産駒は)牝馬ばかりだったので、今回も牝馬なら、それは仕方ないと思っていました。周囲の期待もあったし、(子供が)男の子で本当に嬉しいです」と繁殖責任者の松山典弘さんは胸をなでおろした。ドーベルの過去5頭の産駒はすべて牝馬。7冠馬ディープインパクトとの夢の配合で初めての牡馬誕生となった。『光飛』が、男の子に与えられた血統名だ。08年にメジロ牧場で誕生した子馬に採用している漢字は“光”。“飛”は以前、メジロヒリュウ産駒(メジロラモーヌメジロアルダンなど)に使われていたもので、ドーベルが伝統あるこの文字を引き継いだ。『光飛』は産まれてから40分ほど経った10時過ぎに立ち上がろうした。何回もよろけながらチャレンジして、10時17分、自らの足で何とか立ち上がった。夢の配合の競走馬としての第一歩を踏み出した瞬間だった。順調に育てば『光飛』は2年後の10年夏〜秋以降にターフに姿を現す。目指すはもちろんクラシック母子制覇だ。入厩先はドーベルが現役時代に所属していた美浦大久保洋吉厩舎に決定している。母に追い付け、追い越せ−。3年後のクラシック戦線で『12冠ベビー・光飛』がどんなパフォーマンスを見せてくれるのか、関係者の、ファンの夢はどんどん膨らんで行く。

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