カジノドライヴ鞍上決定

カジノに“3冠キラー”プラード騎乗…米3冠ベルモントS
米3冠最終戦ベルモントS(6月7日=日本時間8日、米ニューヨーク州ベルモントパーク、GI、ダ12ハロン)に出走するカジノドライヴ(美・藤沢和、牡3)は、米東海岸のトップ・ジョッキー、エドガー・プラード(40)とコンビを組むことが決まった。29日、山本英俊オーナーと藤沢和雄調教師が共同で発表した。優勝した米GIIピーターパンSで騎乗したケント・デザーモ騎手が、2冠馬ビッグブラウン(ケンタッキー・ダービー、プリークネスS)に騎乗するための乗り替わりで、「実績があり、ニューヨークを知り尽くしている乗り役」(藤沢和師)という理由からプラードに決定した。プラードはベルモントS2勝。02年にサラヴァでウォーエンブレムの、04年にバードストーンでスマーティジョーンズの3冠を阻止。“3冠キラー”として名を轟かせている。
また藤沢和師は好成績を残した場合、米GIブリーダーズCクラシック(10月25日、サンタアニタパーク、GI、10ハロン)に参戦する意向を改めて表明した。「そういう馬なら、行かなきゃならないでしょう。調教はハリウッドパークでやれるように交渉しています」と話していた。カジノは現地時間の28日、ペルモントパークのダートで5ハロン72秒程度の調教を行った。「少し気合を入れただけで、もの凄い反応。“モノが違う”という感触でした」と青木騎手。夢の米GI制覇に向け、ますます調子を上げている。
エドガー・プラード
1967年6月12日、ペルー生まれ。40歳。83年にデビューし、86年に米国に移籍。04年には史上19人目の通算5000勝を達成した。現在は東海岸を中心に騎乗している。米3冠では、ベルモントS2勝の他に、06年のケンタッキーダービーをバーバロで優勝。WSJSに6回参戦しているほか、94年のヤングジョッキーズ・ワールドチャンピオンシップでは2勝を挙げてシリーズ優勝を果たした。

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