夏の主役

tk33082008-06-16

CBC賞】ナイト、芝でも強かった
中京オーラスの電撃6F戦は、2番手追走の4番人気スリープレスナイトが後続に1馬身1/4差をつけて圧勝。芝ではこれまで未勝利、ダート戦線から殴り込みをかけた4歳牝馬が見事に重賞初Vを飾った。上村は98年スワンS(ロイヤルスズカ)以来、9年7カ月半ぶりのGタイトル。自身の重賞連敗を“138”でストップした。今後はスプリンターズS(10月5日・中山)を最大目標に調整する。
ゴール板に届く直前、右手が上がっていた。17頭の好敵手を突き放して、スピードと力で手に入れたタイトル。スリープレスナイトエスコートした上村は、9年7カ月半ぶりとなる重賞Vの味を楽しむかのようにゆっくりと戻ってきた。ダートで連勝を飾り、さらに上のステージを求めて参戦した4歳牝馬。才媛が鮮やかに、新天地を舞った。レースは完ぺきだった。ウエスタンビーナスを見ながら、2番手で抜群の手応え。俊敏な反応で早めに先頭に立つと、後続を寄せつけないまま。「突き放したからね。“来るな、来るな”と思いながら追ったよ」と、鞍上は振り返った。92年のデビュー以降、上村は若手の旗頭として好成績を収めてきたが、90年代後半に視力が低下。04年1月に特殊な目の病気を患い、7カ月間も戦線を離脱した。6勝に終わった04年から、復活を期した翌年。誰よりも早く声をかけてくれたのが橋口師だった。「いま、一番輝いているジョッキーだから」。復帰当初から“復活”の兆しを見抜いた指揮官は、主戦として起用。05年、42勝を挙げて鮮やかに復活を遂げた。それにしても、スリープレスナイトの強さはどうだ。「こんなに強い勝ち方を見せられたら、G1に目が向くよね。スプリンターズS(10月5日・中山)を最大目標に、どうすればベストかを考えるよ」とトレーナーも興奮気味だ。「橋口先生の馬で勝ててうれしい。でも、まだひとつ目やからね。まだ上を目指したい」。少し伸びた栗色の髪の毛。光る汗をぬぐい、上村は吹っ切れたように笑った。

http://www.daily.co.jp/horse/2008/06/16/0001142067.shtml

こないだのサクセスブロッケンの件もありますのでねえ。ある程度やれるだろうとは思っていましたが、まさか勝つとは。いやホントに競馬って難しいです。