カネヒキリ賛歌

カネヒキリ8冠へ52秒9/フェブラリーS
今年最初のG1フェブラリーSの追い切りが18日に行われ、G1・3連勝中のカネヒキリ(牡7、栗東・角居)は課題の状態維持に成功して、史上初の8冠制覇へ大きく視界を開いた。美浦では、ドバイ遠征を控えるカジノドライヴが万全の仕上がり。3強の一角で連覇を狙うヴァーミリアンは右肩の違和感が認められ、追い切りを延期した。史上初の8冠制覇に向けて、カネヒキリが久々にきっちりと追われた。坂路でカラメルマキアート(古馬500万)を追走。残り200メートルではパートナーに追いつくべく、手綱がしごかれた。相手が頑張った分、首差遅れの見栄えしないフィニッシュとなったが、800メートル52秒9なら時計面は文句なし。川崎記念時の56秒6からすれば、しっかり攻めてきた。「体はできているし、53秒くらいの指示だった。予定通り」と、角居師も納得の表情を見せた。そもそも上積みは必要ない状態である。この中間の陣営の課題は「状態の維持」だった。屈けん炎から復活し、すでに5戦目。G1・3連勝が示すようにピークはとっくに迎えている。この中間はせいぜい15−15の調教が主体で、時計になったのはこの日と15日の2本だけ。その裏には角居師の緻密(ちみつ)な計算がある。「緩めて仕上げ直すより、コンスタントに競馬を使って状態を維持する方が、脚元にはいい」。仕上げ途上の武蔵野Sを除いても、常識的には脚元に爆弾を抱えた馬に3カ月でG1・4戦のローテーションは厳しく感じる。だが、角居師は逆転の発想をした。いったん間隔をあけると馬体重は増え、馬の緊張感も途切れる。仕上げ直すために調教のピッチを上げることが、脚元に負担をかけることにもなりかねない。いわば、次のアクシデントを防ぐための強行ローテーションだ。スローペースのレースが続いた分、久々のマイルへの対応が鍵になる。「いきなりスピードが必要な競馬。その辺が課題」と死角は認めるが、ここ数戦もスッと好位に取り付いたように、前向きさは健在。06年のフェブラリーSで良馬場ながら1分34秒9の好タイムをマークしたことを考えれば、余計な心配は無用だろう。「8冠はすごく名誉なこと。取らせてあげたい」。2年4カ月の我慢を補って余りあるスピードで、史上初の快挙達成の時が近づいている。

http://www.nikkansports.com/race/news/p-rc-tp0-20090219-462401.html

究極筋肉カネヒキリ!角居師も絶賛/フェブラリーS
09年のG1第1弾「第26回フェブラリーS」の追い切りが18日、美浦栗東トレセンで行われ、昨年の最優秀ダートホース、カネヒキリが併せ馬で闘志あふれる動きを見せつけた。勝てば06年以来の王座奪還で、G1・8勝目はJRA史上最多となる。屈腱炎からよみがえったダート王が大一番に挑む。真正面から朝日を浴び、栗毛の馬体が輝いた。カラメルマキアート(4歳500万)を坂路で追走したカネヒキリ。残り300メートルから追われ、首差まで間隔を詰めた。だが、そこから相手も抵抗。結局、首差を詰められずにゴールしたが、ともに最後まで闘志を引き出し合う好調教だった。4F52秒9〜1F13秒3。「53秒との指示。思った以上に相手が動いた」。角居師も納得する予定通りの時計、動きだった。昨年11月に2年4カ月ぶりに実戦復帰し、すでに4戦してG1・3勝と大車輪の活躍。屈腱炎を患ったにしてはコンスタントに使っていると感じるだろうが、これには理由がある。「一度緩めてしまうと、立て直すために速い追い切りを消化しなければならない。動ける状態にもっていき、それを維持する方が脚元にはいい」(角居師)。常にエンジンを温め続けたことで新陳代謝は最大まで高まった。角居師が強調したのは腹回り。「血管が浮き上がっている。皮膚が薄く、脂肪もないということ。そこまでの馬はなかなか見ない。ぜひパドックで確認してほしい」。首回りや胸前に血管が走る馬はいるが、腹までとは…。緩めることなく鍛え上げられたダートの王者は、究極というべき筋肉の鎧(よろい)を身にまとっていた。指揮官は克服すべきテーマもあると語る。「東京マイルは序盤からスピードが必要。そこは大きな課題」。とはいえ、2度の屈腱炎を克服し、第一線へと戻ってきたエースのたぐいまれな精神力に期待を懸ける。「勝負への前向きさ、内に秘めた根性がある。新記録に向けてスタッフも頑張っている」。一丸となって狙う金字塔はシンボリルドルフディープインパクトをも上回る史上最多の8冠。すでに記憶に残る馬となったカネヒキリは、歴史にも残る馬となる。

http://www.sponichi.co.jp/gamble/news/2009/02/19/01.html

皇帝、王様、首領、英雄ら抜くか!?カネヒキリ
G1(交流含む)7勝はカネヒキリのほか、シンボリルドルフテイエムオペラオーアドマイヤドンディープインパクトブルーコンコルドがいる。G1・4連勝(タイ記録)で新記録を打ち立てるか。

http://www.sponichi.co.jp/gamble/news/2009/02/19/03.html

何というか、まず1番人気は疑ってかかるのですが彼の場合は大丈夫でしょう。相手は安達厩舎の2頭、エスポワールシチーバンブーエール。そうしてあとはフェラーリピササクセスブロッケンカジノドライヴあたり。