父越え

ワンダー祐一「頭狙える期待」/ダービー
福永祐一騎手(32)が10度目のダービーにセイウンワンダー(牡、栗東・領家)との初コンビで挑む。追い切りには3回騎乗して感触をつかんできた。福永はダービージョッキーの称号について「最高のステータス」とその思いを口にする。過去9度の挑戦で2年前の2着が最高。今回と同じくテン乗りで挑んだアサクサキングスだった。セイウンワンダーには、その時以上の自信を見せる。「めっちゃ狙ってるで。アサクサでも狙っていたけど、何か違う感覚で好走させたいという感じだった。これは頭を狙えるだけの期待がある」と熱っぽく話す。最終追い切りを含めて3回の調教に騎乗した。その3回とも違うパターンの競馬をシミュレートしてきた。初めて乗ったときは直線を向くまで抑える必要があったのに、前に目標を置いても乗り手の指示まで待てるようになった。「頼まれた時から楽しみだったけど、乗ってからも楽しみになった。これだけの負荷をかけても良くなっている」。2歳王者という実績は文句なし。短期間でダービーを狙える位置まで引き上げられたと自負している。アンライバルドにも対抗できる自信がある。「1強? そんなことはないと思う。ディープインパクトの時はかなわないと思ったけどね」。相手は抜けた存在とは思っていない。「あんまり細かいことを考えて乗らない方がいいかもしれない。歴代のダービー馬を見ても」。道悪、枠順、ペース、相手関係…。考えれば考えるほど不安もつきまとう。だが、過去のダービー馬はそんな不安をすべて覆してきた。父洋一元騎手がなしえなかったダービー制覇を、息子はかなえようとしている。

http://www.nikkansports.com/race/news/p-rc-tp0-20090529-500308.html

今日は色つけばっかりですがそれだけ琴線に触れる記事が多いということ。この記事を読むまでは「3着王が乗るからやっぱり3着までかなあ」と思っていましたが、やっぱりアタマから狙いましょう、セイウンワンダーアンライバルドロジユニヴァースとかね。