プリエミネンスの仔

帰国子女ハヤブサが母活躍の札幌デビュー
開幕週の札幌に注目新馬が登場する。ダート重賞8勝を挙げたプリエミネンスの子、ハヤブサエミネンス(牝、伊藤圭、父メダグリアドーロ)だ。母は引退後、米国で繁殖入り。同馬は第2子として誕生し、逆輸入されてきた異色の経歴を持つ。グランド牧場、伊藤圭厩舎を支えたゆかりの血統が、再びターフを沸かせる。自然とわき上がる笑顔から、確かな自信がうかがえる。伊藤圭三師(46)のハヤブサエミネンスに抱く期待は、日を追うごとに高くなってきた。母は02年のエルムSなど北海道シリーズで活躍し、厩舎を支えたプリエミネンス。9日には美浦の坂路で52秒8をマークし、11日に札幌に入厩後も順調に乗り込まれてきた。万全の態勢でデビューを待つ愛馬に「母よりも柔らかくてバネがある。いい感じで仕上がった」と高い評価を与えた。母はアメリカで1戦した後、そのまま向こうで繁殖生活に入った。07年に第2子として誕生したハヤブサは、昨年4月に日本に戻ってきた帰国子女。岩手・遠野で乗り込まれ4月23日に美浦に入厩。父メダグリアドーロは日本でなじみは薄いが、米G1・3勝を挙げ、種牡馬としても今年、初年度産駒のレイチェルアレクサンドラ牝馬として85年ぶりに米3冠の1つ、プリークネスSを勝った。日米の良質な血統背景を持ち合わせ、奥の深さが感じられる。トレーナーは「芝、ダートは問わないし、距離も融通が利きそう」と話す。470キロ台だった母に対して、440キロ台と決して大きくはないが、バランスの良さと潜在能力の高さは見た目よりも大きく見せる。「全体的にどっしりとしている。物おじしない性格は母似だ」。2日目の札幌芝1200メートルを三浦騎手でデビュー予定だが、母も函館だったとはいえ、開幕週の2日目にデビューして3着だった。偉大な母と同じスタートラインに立ち、来春はクラシックを目指していく。

http://www.nikkansports.com/race/news/p-rc-tp0-20090617-507353.html

サウスヴィグラスの仔ももう走っているし、プリエミネンスの仔も走りますか。いやいや楽しみ、楽しみ。