アメリカジョッキーズクラブカップ

キャプテンがルメールで勝つ/AJCC
AJCC(G2、芝2200メートル、24日=中山)に出走する皐月賞キャプテントゥーレ(牡5、栗東・森)が栗東ルメール騎手を背に、坂路でしまい12秒2。万全の態勢を整えた。キャプテントゥーレにとっては、負けられない一戦を迎える。理由は明確。賞金を加算しなければ、今後のG1で除外の憂き目に遭う可能性があるからだ。昨秋が象徴的だった。前走のマイルCSでは4着と地力を見せたが、徳江助手は「本来はジャパンCに行きたかった」と振り返る。早々とJCの除外が確定的だったため、1週前倒しでの出走だった。さらに、暮れの有馬記念も除外。一昨年の皐月賞を制したキャプテンでさえ、過去1年間の獲得賞金が重要な出走馬決定順では、思うように出走できない現実がある。「使うところはすべて勝つつもりでいかないと」と、陣営が言うのもうなずける。もちろん、最終追いにも一戦必勝ムードが漂った。今回は再来日したルメール騎手との初コンビ。名手を背に坂路で4ハロン54秒2―12秒2をマークした。前半ゆったり入った分、全体の時計は地味でもラストの動きはシャープだった。「ナイスアクション。最後まで力強かった。掛かる感じもないし、2200メートルも中山コースならこなせるだろう」。手綱から伝わった皐月賞馬の感触を、素直に表現した。中間も坂路で好時計を連発し、キャプテンはここに備えてきた。最後にルメール騎乗でスパイスを加え、仕上げは完了。「強いメンバーのいるところで結果を出さないと」(徳江助手)。譲れない戦いが幕を開ける。

http://www.nikkansports.com/race/news/p-rc-tp0-20100121-587749.html

皐月賞馬が出たいレースに出られないなんてバカな話しです。しかしまあ、ルールはルールですがんばって勝ちましょう。