KSFA

筆者の提供した展示物は以下になります。
1)SHINCONポスター:筒井康隆デザインによるSF大会ポスター現物
2)SHINCON当日写真(複数):当時の「週刊小説」(現在休刊)カメラマンが撮影したものです。
 写真の一部は同誌に掲載され、また一部が「ネオNULL」にも掲載されましたが、大半は未公開です。
3)NULL合本:献呈用に作成された限定番号入り合本です。
 100冊のみ販売され、それ以外は非売品でした。これはサイン入り非売品。
4)SHINCON公式プログラムブック/会員証:当日使用したもの。
5)月刊神戸っ子(1975年8月号):タウン雑誌(現在休刊)。SHINCONを詳しく特集してくれました。
6)れべる烏賊/れべる烏賊再び/最後のれべる烏賊:謄写版印刷の神戸大学SF研伝説のファンジンです。
 限定したわけではないが100部しか作れなかったもの。翻訳を掲載したファンジンとしては当時最大のもの。
7)ヒューゴー賞完全リスト:関西海外SF研究会がSHINCON当日に発売したタイプ印刷のファンジン。
 当時未訳だったものも含めヒューゴー賞全作品を紹介したという、これも伝説のファンジンです。
8)オービット(創刊号から6号までコンプリート):安田均水鏡子によるこれも伝説の翻訳・評論誌。
 6)〜8)は現在活躍中の大森望をはじめとした翻訳家に大きな影響を与えたものとされています。
9)LEVEL33(33周年記念出版):神戸大学SF研究会の歴史を示した参考資料
 (上記写真左下の、右側ガラスケースに展示、9以外は1974年から79年にかけての出版物)
その他の展示は、星雲や宇宙塵(創刊)、各社のジュヴナイルSF全集など、いわゆる歴史的価値が確定した内容です。その中で、神戸大学/関西海外SF研究会(KSFA)関係はまだ未確定なものでしたが、今回これらをオフィシャルな企画展に含めることで、位置づけを明らかにすることができたと思います(善し悪しはともかく)。

http://www.asahi-net.or.jp/~li7m-oon/thatta01/that264/thatta1004.htm

私が持っているのは7)と8)の一部。7)は私のSF遍歴の出発点でした。