オークス

モーニングフェイス2分の1の抽選突破
「第71回オークス」の枠順が20日、確定した。注目を集めたのは出走枠18番目の争い。2分の1の抽選をくぐり抜けたのはモーニングフェイスだ。運を味方につけ、前走、忘れな草賞を勝った強烈な決め手で大暴れするか。
モーニングフェイスが「2分の1」の抽選を突破し、矢作師は安堵(あんど)の表情を見せる。
「入って良かった。調教師試験の発表以来の緊張だったよ」。思わず人生最大の転機を引き合いに出すぐらい、この馬のオークス出走を熱望していた。例年ならほぼ出走確定となるオープン勝ち(忘れな草賞)がありながら、抽選を待つ身となって「なんとか出したい」と気が気ではなかった。
「調子がいい時にG1を使えないとな。オークスのために東京の2400メートルも使ったわけだし」
3走前の平場500万で牡馬相手の東京芝2400メートル戦を起用したのがオークスへの布石だ。結果は4着だったが、折り合いに全く不安がなく直線しっかり伸びてきたところに長丁場の適性が現れている。調教を担当する安藤助手も「あまりハミを取って行く馬ではないので力まず走れる。最後もジリジリ伸びてくれる。その点で距離が延びていいと思います」と言う。父スペシャルウィーク、母の父サドラーズウェルズ、近親が愛ダービーを制した名牝バランシーンという血統も、やはり距離延びてこそ。今年の出走メンバーでは数少ない距離延長大歓迎組だ。
伝説の新馬戦・09年度版”と言うべき昨年10月25日新馬戦では、ローズキングダムヴィクトワールピサに続く3着。既に上位の牡馬2頭はG1の勲章を得ており、この馬が伝説の第3章をつむぐか。
抽選突破と同時に発表された枠順は9番。「大外でなければいいと思っていた。いいところだと思う」。抽選突破の幸運を得て、すべてが好転して追い風となったようだ。厩舎悲願のG1初Vをつかみたい。野心に燃える矢作師の目が光った。

http://www.sponichi.co.jp/gamble/news/2010/05/21/01.html

最高のワルツ!華麗に舞う
未知の魅力がたっぷりなアグネスワルツが樫の舞台で存在感を示す。デビュー戦のダートは8着だったが、芝で2連勝を決めると、骨折明けのフローラSで2着。見事に権利を獲った。キャリア4戦で伸びしろはたっぷり。枠も希望通りの(1)枠(2)番をゲットした。
枠順の知らせを聞いた瞬間、宮本師は興奮を隠せなかった。アグネスワルツは(1)枠(2)番。「一番ほしかった枠。内枠で後入れ。スタンド前(のスタート)だから、できるだけゆっくりゲートに入れたかったし、2400メートルをロスなく回れる」。先行力とスピードを存分に発揮するには文句なし。大舞台を前に追い風が吹いた。
重賞初挑戦のフローラSで能力の高さを見せつけた。マークされる形になりながらも逃げ粘って2着。勝つことはできなかったが、骨折明け、初の東京遠征、距離と陣営が気にした3点の課題を見事クリアした。「(柴田)ヨシトミさんも“そろっと乗ったけど、本番が楽しみですね。距離も持ちますよ”とニコニコして言ってくれたから」と指揮官の期待も膨らむ。
ダートのデビュー戦こそ8着に終わったが、2走目の芝マイル戦でレコードの逃げ切り勝ち。続く白菊賞でも後続を寄せつけずに押し切った。「1回使ってからグンと良くなった。脚をまっすぐに使って走るようになった」とトレーナー。秘めていた能力が一気に目覚めた。
その後は右第1指骨のはく離骨折が判明。骨片を除去する手術を行った。しかし、陣営は慌てずに状態が回復するのを待ち、前走の結果につながった。
テンよし、中よし、しまいよし。まさに馬名のワルツのように、3拍子そろったタイプ。「強い馬を引き合いに出すけど、ダイワスカーレットのような馬になってくれれば」。G1・4勝を挙げ、一時代を築いた名牝にイメージを重ねた。宮本師にとって5回目の挑戦となるG1。初の頂点を目指し、愛馬が勝利の舞いを踊る。

http://www.daily.co.jp/horse/2010/05/21/0003004514.shtml

私の軸馬は彼女、そうして日曜東京は雨予報なのでシンメイフジも。これから考えます。