池江調教師の孫娘、明日デビュー

ディープ娘シュプリーム動き軽快/新馬
20日の阪神4R2歳新馬戦(芝1600メートル)で注目馬が激突する。ディープインパクト産駒の先陣を切るシュプリームギフト(牝、栗東池江泰郎)と、オークストールポピーの全妹アヴェンチュラ(牝、栗東・角居)。16日の追い切りでは2頭とも軽快な動きで好仕上がりをアピールした。
池江泰郎厩舎が送り出すディープインパクト産駒トップバッターのシュプリームギフトが、阪神2日目芝1600メートルのデビューへ向け、ポリトラックコースを軽快に駆け抜けた。
手先の軽い走りとコンパクトな馬体は父をほうふつとさせる。チアフルアイズ(新馬)の外に併せる形で直線を向くと、あん上のアクションなしにスッと体を沈めた。6ハロン85秒6、ラスト1ハロン11秒8の切れ味を見せ、頭だけ先着した。
決して派手なパフォーマンスではなかったが、頭の位置が低く、流れるような走りは3冠馬の血をしっかり受け継いでいる。池江泰郎師は「余力残しの追い切りは予定通り。走りだすと低いフォームで伸びるし、柔軟性がある。お父さんのいいところをしっかりと受け継いでいるね」と万全の態勢をアピール。4月14日にディープ産駒一番乗りとして入厩。約2カ月の間、じっくり乗り込まれ予定通り開幕週にデビューする運びとなった。
手塩にかけたディープは、3冠というこれ以上ない結果を残した孝行息子だ。「ギフトは孫のような存在? 本当、まさにそうだね。いいデビューができると思うよ」と、トレーナーは穏やかに笑った。

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