京都大賞典

ベストメンバーたたいて上昇
朝日チャレンジC(4着)は前残りの流れに泣いたベストメンバー(牡4、栗東・宮本)だが、ひとたたきの上積みは大きい。宮本師は「先週も坂路で51秒台が出ているし状態はいい。前走は体に余裕があるように見えたが、今回は締まっている。休み明けだった日経新春杯(7着)は負けたけど、あの一戦で2400メートルが駄目と決めるのは早い」と、いつもの強気な姿勢を見せていた。

http://www.nikkansports.com/race/news/p-rc-tp0-20101006-687097.html

ベストメンバー、完全復活だ
続けて使えることに喜びを感じる。これまで2度の休養に泣いたベストメンバー。しかし、今季は順調そのものだ。長期休養明けの朝日CCを4着とし、ひと叩きされた効果も大きい。さあ、これからが本領発揮だ。重賞勝ちした京都の外回りで、1年5カ月ぶりのVを狙う。
重賞ウイナーが完全復活を誓う。ベストメンバーは昨年の皐月賞5着馬。京都新聞杯で重賞初制覇を決めたが、直後にトウ骨を骨折し、ダービー出走は幻となった。アクシデントは続く。8カ月半ぶりの復帰戦を使ったあとに今度は爪を痛め、その影響から骨りゅうを発症。再度の休養を余儀なくされた。
「順調に使えるのが一番」とは宮本師。それもそのはず。重賞Vから1年5カ月の月日が流れたが、その間に使えたのはわずかに2戦。前走は9月の朝日CCで、続けて使えることに胸をなで下ろす。
その前走は4着だったが、復帰戦としては上々の内容だった。それだけに、トレーナーの表情も明るい。「使えるだけで十分だったからね。馬体に実が入っていなかった。今度は攻めの動きも変わってきたし、実が入ってきた。いい感じだよ」。1週前追い切りでは栗東坂路で4F51秒7‐12秒8をマーク。攻めの姿勢に転じることができたのも、不安材料がないからだ。
その走法が非凡な能力を証明している。爪を痛めたのはいわゆる内突(ないとつ)によるもの。トモが入り過ぎて、前脚の爪に当たってしまった。今は特殊な装蹄方法で爪を保護しているが、身体能力の高さから生じたといっても過言ではない。
今回は1F延びるが、外回りは重賞勝ちした条件でもある。「前走は久々で気負っていた分、行きたがっていた。今度は折り合いがつくでしょう。乗り手の思うがままに動ける馬ですから」。そしてこの先は結果が求められる。「やっとかみ合い出した。これからだと思っているし、賞金を加算したい。一戦一戦が全力投球」と指揮官は力を込めた。決して回り道ではない。再出発へ向けて、久々のVをつかむ。

http://www.daily.co.jp/horse/2010/10/06/0003510978.shtml

プロヴィ「距離も大丈夫」
京都大賞典(G2、芝2400メートル、10日=京都)は、重賞で2着続きのプロヴィナージュが侮れない。この中間も栗東に滞在し、秋華賞出走予定のブルーミングアレーとの併せ馬を消化してきた。斉藤助手は「競馬をきっちりきっちり使っていった方が内臓面も鍛えていける。春にマイル路線で走らせてトモもパンとしてきた。距離も大丈夫」と力が入っていた。

http://www.nikkansports.com/race/news/p-rc-tp0-20101006-687096.html

京都大賞典はベストメンバーとプロヴィナージュの馬連・ワイド。毎日王冠シルポート単勝で勝負の予定。