牧さんのブログ

政党助成金を災害復旧に使え!
石原慎太郎さんが(選挙中の都知事)が「桜が咲いたからといって一杯飲んで歓談するような状況じゃない」と話したこともあって、各地でお花見中止。桜も肩身が狭そうに咲いている?
石原さんの言い分はもっともだが「今ごろ、花見じゃない。同胞の痛みを分かち合うことで初めて連帯感が出来てくる。戦争の時はみんな自分を抑え、こらえた。戦には敗れたが、あの時の日本人の連帯感は美しい」という発言。違和感を感じる。戦争中、日本人の多くが大本営発表の誤った情報に惑わされ、日本は「若い命」を失った。
戦争遂行と大震災復興と同じように論じるのは、どうだろうか?静かに桜を楽しむのは結構だが・・・
3日朝のTBSラジオ「牧太郎のザ・コラム」と4日発売(東京地区以外は5日発売)のサンデー毎日牧太郎の青い空白い雲」では、あえて「政党助成金を大震災復興に!」と訴えた。
政党助成金は、かなり「いかがわしい」存在である。企業・労働組合・団体などから政党・政治団体への政治献金を制限する代償として、お手盛りで誕生させた制度。助成金の総額は国民1人あたり年間250円と決まっているので、2005年の国勢調査により、その総額は約319億4000万円。国会議員は税金から(全国民から)莫大な献金を受けていることになる。
この4月20日、年額約320億円の4分の1にあたる80億円が各政党に配分される。
それを復興資金に使うのだ。
この制度、かなり曖昧な法的根拠で辛うじて存在している。(学者の一部が違憲説)。企業団体献金禁止を名目に助成制度を作ったにもかかわらず、現在も企業団体献金は続いている。最大の無駄使い。
この莫大な320億円を震災復興に使うべきだ! と言うのが、僕の主張。是非「青い空白い雲」を読んでくれ!
4日は午後から、恒例になっている毎日新聞社新入社員研修で1時間半、講演する予定。

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