岩田くんとエーシンの馬

岩田好調リジルで復帰飾る
11日阪神のセントウルS(G2、芝1200メートル)の追い切りが7日、東西トレセンで行われた。
エーシンリジル(牝4、高野)の馬上で岩田騎手は驚きにも似た感触を得た。5月以来の対面。坂路で4ハロン53秒2−12秒3を軽々とマークした。「馬が大きくなっていたし、どっしりしていた。前に乗った時と全然違う」。この夏、北九州記念2着など重賞で勝ち負けする馬へと成長を遂げた。その背中は春とはまるで違っていた。
岩田にとっては再スタートの週だ。ここ2週は昨秋の落馬負傷の際に右鎖骨と左くるぶしに埋め込んだボルト除去手術のため休養。「もう大丈夫」と前日6日から調教騎乗を再開した。そんな人馬に高野師もエールを送る。「馬は体がしっかりしてカイ食いが良く、元気いっぱい。岩田さんは昨秋の復帰時も“エーシン”さんの馬(フォワードでマイルCS1着)で勝ってますよね」。本格化したリジルと復帰の名手が秋阪神開幕を彩るか。

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