アウン・サン将軍の娘

スー・チーさん「政治犯全員の釈放を」 軟禁解除1年
ミャンマービルマ)の民主化運動指導者アウン・サン・スー・チーさんは14日、同国最大の都市ヤンゴンで記者会見した。昨年11月13日に自宅軟禁を解かれてから丸1年。自身と新政権との対話が最近の政策の変化につながったとする一方で、「政治犯が全員釈放されることが国民すべての願いだ」などと、政権に民主化へのさらなる努力をうながした。
スー・チーさんは、政党登録法が改正され、自らが率いる国民民主連盟(NLD)の政治参加が可能になったことに関連し、NLDが政党登録したうえで、近く行われる見通しの上下両院の補欠選挙に臨むかについて「(NLDの)中央委員会が18日に決定する」と述べるにとどまった。ただ、関係者の話によると、スー・チーさんは自身が立候補する意思を固めているという。
新政権が今年4月と10月の2回、計約300人を釈放したとする政治犯については「まだ591人が釈放されていないことを確認している。全員釈放は米国の経済制裁解除の条件でもある」と述べた。14日に政府が新たに釈放するとの情報があったが、釈放しなかったもようだ。AFP通信は、政府当局者が「延期された」と述べたと報じた。

http://www.asahi.com/international/update/1114/TKY201111140486.html