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福島の子よ、大きく強く ブータン国王夫妻が被災地訪問
国賓として来日中のブータンワンチュク国王(31)とジェツン・ペマ王妃(21)は18日、東日本大震災の被災地、福島県相馬市を訪れた。
市立桜丘小学校では、5、6年生の157人が出迎えた。6年の後藤香純さん(11)が「津波で家を流され、不自由な暮らしをしている人がたくさんいますが、(来訪が)私たちの励みと希望になりました」とあいさつ。子どもたちは校歌などの合唱やよさこい踊りを披露し、王妃は時折体でリズムを取りながらにこやかに聴いていた。
国王は「励ましと親愛の情を示すために来ました」と述べ、「みなさんの中に人格という竜がいます。年を取って経験を積むほど竜は大きく強くなります」と話しかけた。王妃は「再び日本を訪れたら、またこの学校に来ます」と約束した。
国王夫妻はその後、津波被害を受けた同市原釜地区を訪れ、長い間手を合わせて犠牲者を悼んだ。

http://www.asahi.com/national/update/1118/TKY201111180599.html