なんとまあ

tk33082013-01-17

ツタヤ、書籍販売で首位 最大手紀伊國屋を抜く
DVDレンタルなどのチェーン店を展開する「TSUTAYA」(ツタヤ)の書籍販売部門の2012年の売上高が過去最高の1097億円になり、業界最大手の紀伊國屋書店を抜いて首位に立ったことが16日、わかった。
ツタヤを運営するカルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)によると、12年の書店部門の売上高は前年比7.1%増だった。全国約1500店のDVDレンタル店に併設する形で増やした書店が約700店あり、売り上げは08年から3割強伸びている。
会員カード「Tカード」の購買履歴を分析し、売れ筋の書籍や雑誌にしぼった品ぞろえにしていることが効果を上げたとみられる。
一方、全国64店の紀伊國屋の12年8月期の売上高は前年比1.5%減の1081億円。08年から売り上げは落ち続け、両社の勢いの差が鮮明になっている。
ツタヤ好調の要因について、「本の雑誌」の浜本茂編集長は「大型書店にくらべ未知のジャンルの本に出会う機会は少ないが、占いやパズル雑誌など売れ筋の実用系が充実している。レンタル店の集客力もうまくいかしている」とみる。
出版科学研究所によると、11年の国内の書籍や雑誌の市場規模は1兆8千億円強で1997年以降、低下傾向だ。大手の丸善ジュンク堂が11年に経営統合するなど、業界全体では生き残り競争が激しくなっている。

http://digital.asahi.com/articles/TKY201301160471.html

ツタやなんぞはなんというか「消耗品としての本」を売りさばいているのであって、逆立ちして探しても国書刊行会の本なんかは見あたらないわけで。そういう意味では「読み散らかす本」と「じっくり楽しむ本」を買う場所が異なり始めたとも考えられるわけで。