入学式あいさつ

tk33082013-04-06

入学式が終わってから保護者だけ残ってもらって話しするのですが、教頭→PTA→進路→生指→学年の順。最後に私が話しするのですがその内容をちょっと考えてみます。昨日の職会で提示したものとは、あの時言ったようにガラッと変わります。

入学おめでとうございます。そうして子育てお疲れさまです。
今まで子育てしてきていろんなことがあったと思います。
たとえば保育所・幼稚園の生活発表会でみんなと歌を歌っている姿を見たとき。うちの子、こんなことができるんや。大きなったなあと私は泣きました。
小学校入学、おじいちゃん・おばあちゃんがよろこんでくれてなんか親孝行できた気がしてまた泣きました。
そうしてたどり着いた高校入学、でもね高校入学はゴールではありません。
小学校・中学校でいろいろあったと思います、そこでちょっと道をはずれた子もいるでしょう。そういった子の心の中に「ルールを守る姿勢」をこれからの3年間で育てていきたいと思っています。
たとえば頭髪指導や服装指導です。
しかしね「髪の色をちゃんとしてくるように」と指導して家に帰らせた子の保護者が「なんでそんなことせないかんねん」と学校にクレームの電話をしてくることがあります。
30年も教師やってますと経験で分かります。やっぱり髪の毛やら化粧・ピアスやらでだらしない子は高校生活もちません。途中でいなくなることが多いです。
そうならないようにこちらはルールを守らせようと指導しています。それに対して保護者が非協力的だとどうなるか。「ルールを守る心」が育ちません。
今年は女子が多いので女子の場合でお話しすると、そういう子は「彼氏できた、妊娠した、結婚する」と突然言ってきます。
次は「彼が冷たなったから離婚する」次は「新しい彼できたから再婚する」そうして「子ども邪魔になったから捨てた」
そして「なんでそんなことした!」と聞くと「子ども捨てたらアカンてお父さん・お母さん教えてくれへんかった」と言います。
保護者が子どもらを守るのは当然です。しかし「アカンことはアカン」と言わないと将来とてつもないことをやってしまいます。
「うちの子に限って」ということばは今は死語です。
どの子も大人がていねいに「アカンことはアカン」と言い続けないとすぐに道をはずれてしまいます。
保護者だけでは子育てはできません。もちろん学校だけでもできません。協力することが大切です。
どうか私を信じてついて来てください。
信じてついて来てくれたなら3年後彼らはちょっとだけ「ええ18歳」になっているでしょう。
そのためいろんなことで協力をお願いすると思います。「頭髪を黒くさせてくれ」とか「遅刻せんようにさせてくれ」とか。そこで「あ〜、めんどくさ」と思わんと、「ここで踏ん張ったら明日はもっとええ子になってくれる」とがんばってください。どうかお願いします。
つぎに「学年通信」のことです。
教室で担任からプリントが配られると思いますが、携帯メールを使ってその日の欠席・遅刻と明日以降の予定などをお知らせしようと思っています。9期1年1組で同じことをやりましたが保護者から「助かってる」という声を多く聞きました。今回は学年全員対象ですのできめ細かな書き方はできませんが、学校の様子を知ってもらう助けにはなると思います。ぜひ登録をお願いします。
それでは教室の方へ移動していただきます。

こんなもんでしょうか。これからもっと推敲します。