おお、勝ったか。次は星陵がんばれ!

「尾藤スマイル」が甲子園に帰ってくる――。箕島の尾藤監督は今年3月1日に就任。初めての夏に、長い空白を一気に埋めた。
優勝校の校歌が流れると、尾藤監督の肩が震え始めた。一塁側ベンチ前で目元を覆う。「この校歌を聞きたくて、選手は毎日がんばってきましたから」
技術面より、精神面の指導を心がけてきた。「どちらかと言うと個人主義。それを変えようと」。練習試合でミスや気を抜いたプレーがあると、「(夏の和歌山大会がある)紀三井寺でやったら大変なことになるぞ」と選手に説き続けた。
春季県大会でいきなり優勝すると、今夏は相手に一度もリードを許さなかった。決勝は2回にスクイズで先制し、徐々にリードを広げた。「挫折したり、孤立したりした選手ばかり。それが最後にすごい力を発揮した」
重圧について問われると「29年ぶりとか、ブランクとか言われるが、2年半がんばってきた3年生の夏を背負っているプレッシャーの方が大きかった」と振り返った。「父には、大きなけがなく終われてありがとうとお礼をして、甲子園に行くことになったよ、と報告したい」
スタンドには卒業生や地元のファンが詰めかけた。野球部OB会の児島昭人会長(63)は「みんなでつなぎ、みんなでカバーする尾藤野球をわずかな期間で復活させた」と目を細めた。
1979年夏に延長18回の熱闘を繰り広げた星稜もこの日、石川大会で決勝進出を決めた。当時監督だった山下智茂さん(68)は3月に尾藤監督と会い、「いい目、強い目になった。勝てるよ」と話したという。「本当にやりましたね。4カ月ちょっとで甲子園。やっぱりおやじがついてる。うちも甲子園で対戦できるようがんばります」と喜んだ。

http://digital.asahi.com/articles/OSK201307270162.html

もし明日星陵が勝てば2回戦くらいで箕島と当たるでしょう(私の勝手な思い込み)、がんばれがんばれ。