ギリシャ危機

ギリシャ不安、株価直撃 一時500円安、ユーロも急落
ギリシャ債務問題の深刻化を受け、ユーロが売られ、東京株式市場でも株安につながる展開となっている。週明け29日は、早朝の海外為替市場で1ユーロ=133円台後半まで大幅にユーロ安円高が進行。その流れを受け、日経平均株価は一時、先週末の終値より500円超の値下がりとなった。輸出関連銘柄への業績懸念が広まった。アジア諸国でも株安が広がっており、欧米株の動向も注目されている。
午後1時の日経平均は、先週末より452円60銭安い2万0253円55銭。東京証券取引所第1部全体の値動きを示すTOPIX(東証株価指数)は33・23ポイント低い1633・80。午前の終値は、先週末より368円81銭(1・78%)安い2万0337円34銭。TOPIXは28・41ポイント(1・70%)低い1638・62。出来高は13億6千万株。
午後1時の円相場は、先週末の午後5時より2円86銭ユーロ安円高の1ユーロ=135円36〜37銭。対ドルは47銭ドル安円高の1ドル=122円89〜90銭。
ギリシャ債務不履行の恐れが出たため、株式・為替市場で先行き不透明感から投資家心理が悪化。リスク資産から逃げ、比較的安全とされる円や日本国債を買う動きにつながった。長期金利も下落(国債価格は上昇)し、一時、先週末の終値より0・040%幅低い年0・430%になった。JPモルガン・チェース銀行の佐々木融氏は「円独歩高になっている」と説明する。
円高に振れると、自動車や電機などの輸出関連銘柄にとってはマイナスの影響が出やすい。東京株式市場は朝方から、輸出や内需関連などすべての業種で売りが膨らんだ。
ただ、株価は取引開始直後の売り注文が一巡した後は、やや値を戻して下げ渋っている。国内の企業業績は好調で、日本銀行や年金などの公的マネーが日本株を買い支えている安心感もある。みずほ証券鈴木健吾氏は「米国は景気回復しており、今後は円だけが買われる展開にはならないだろう。日本株への影響も一時的では」とみる。

http://digital.asahi.com/articles/ASH6Y2TRLH6YUTFK002.html?iref=comtop_pickup_03

明日すべてが動ききる日ですが、なんやかやでまるく収まるのが日本。ギリシャEU間の軋轢は解消されずデフォルトか。