『わたしの本当の子どもたち』読了

わたしの本当の子どもたち (創元SF文庫)
早く読み進みたいページをめくりたいと思っている裏腹に読み終わるのがもったいないずっとこの読書空間にひたっていたい。と思わされたのは『ラギッドガール』以来かも、今年のマイベストです。最悪な世界に住む幸せなパットと平和な世界に住む不幸なトリッシュ、今ならどちらを選ぶのか。かげろうのように見える2つの人生を俯瞰しながら公衆電話の黒い受話器を握っている彼女は読み手私たちなのでしょうな。
ジョー・ウォルトンの別の本を探してみたのですがKINDLEで出ている本がなくて残念。『ファージング3部作』やら『図書室の魔法(上下)』なんて読みたかったな。