堀井と清水

tk33082006-02-15

スピードスケートの解説を堀井くんがやっています。冷静で客観的ながら思いのこもった良い解説だと思います。清水が500m滑ったときなどはどんな思いだったのだろう、リレハンメルから長野あたりの2人の関係を思うと興味があります。
堀井と清水で思い出すのは長野前のマスコミ対応です。2人はこう約束したそうです。「調子の落ちてきた方がマスコミの対応をしよう。そして調子の良いほうが金メダルを取ろう」そうしてある日清水はマスコミの前から消え、堀井がマイクの前で饒舌になりました。結果は清水が500mで金メダルをとり、堀井は惨敗。
この話を聞いたとき2人の関係に嫉妬したものです。そこまでお互いを思える間柄というのは想像もつかない壮絶なものだろうと。世界のトップで極限を戦っている者同士しか分からないのだろうと。

そういう思い出があるため、余計に堀井くんの解説は感慨深いものがあります。

ただ堀井くんの名誉のため付け加えると、長野で惨敗する前彼は96年・97年のワールドカップでは総合優勝を果たしていますし97年の世界選手権では優勝しています。念のため。

ちなみにアップしてある写真はソルトレークシティ五輪で1000mに出場した堀井くんを応援している清水です。