８年前のことがあって、それから私はなんにも怖いことがなくなりました。あんな辛いことを経験してしまって、それ以上に辛いことなんてあるはずがありません。
今の私は"彼"の死という経験があってできあがっているのだな、と思います。以前にも書きましたが、救命講習会への参加・献血・骨髄バンクへのドナー登録などなど"彼"に教えてもらいました。人の役に立つ、誰かの手助けをするというのはほんのちょっとの気持ちの持ちようなのだということを。
君たちも彼の死を受け止めて、そこから何かを学んで欲しいのです。ちょっとした気持ちだけです。何かのきっかけにしてくれたら彼もうれしいのではないでしょうか。
