ドリームレース

ウオッカは有馬へ…JC回避濃厚、スカーレットと女王決定対決も
衝撃のエリザベス女王杯・出走取消(右寛跛行のため)から一夜明けた12日朝、ウオッカ(栗・角居、牝3)は馬房の中で静養していた。「獣医の診察を引き続き受け、患部(右後肢の蹄踵部)に湿布をしている状態です。馬が一番いい状態で競馬をさせてあげるのが僕らの仕事。JCは流動的です」と酒井調教助手は現状を説明した。登録のあるJCに関しては、運動の再開がいつになるかによるが、レースまではあと2週間弱。夏場に発症した蹄球炎の際は、運動再開まで4日間の休養を要しており、今週末に追い切りを消化できる可能性はきわめて低い。酒井助手の“馬が一番いい状態”で出走させるには日数が足りず、有馬記念(12月23日、中山、GI、芝2500メートル)に照準を合わせる可能性は高い。
一方、ウオッカ不在のエリザベス女王杯を制したダイワスカーレット(栗・松田国、牝3)の松田国調教師はこの日も無言を貫いた。ウオッカを迎え撃つため絶対の自信を持ってエリザベス女王杯に出走させたが、そのライバルが出走を取り消し、いまだにショックが残っているようだ。今後は未定だが、オーナーサイドは有馬記念出走に前向きで、ウオッカとともにダイワスカーレットが出走するようなら、年末のグランプリで『真の女王』が決定するシーンもある。
アサクサキングス有馬記念へ直行
ジャパンC(25日、東京、GI、芝2400メートル)への登録を見送った菊花賞馬のアサクサキングス(栗・大久保龍、牡3)は、有馬記念(12月23日、中山、GI、芝2500メートル)に直行することになった。「菊花賞のあと疲れが抜けるのが遅かった。菊花賞馬なので万全の状態で出走させたい。今後は有馬1本で調整していきます。疲れは抜けてきており、昨日(11日)には坂路を1本やりました」と寺島調教助手。

http://www.sanspo.com/keiba/top/ke200711/ke2007111304.html

いやはやすごいメンバーになりそうです。ウオッカダイワスカーレットアサクサキングスなどの3歳精鋭たちが出走、ここでも3歳勢が上位独占したりしたらすごいことです。