がんばれ2

0勝騎手でグランプリ挑戦!「第52回有馬記念」の枠順が確定。1枠2番のドリームパスポートは鞍上が高田潤騎手(27)に決まった。昨年の神戸新聞杯メイショウサムソンを差し切って以来15カ月ぶりのコンビ復活だが、ケガの影響もあり今年はここまで46戦【0・2・2・42】と何と未勝利。最後にでっかい1勝を目指す。
ひたすら待ち続けていた手綱が戻ってきた。ドリームパスポートの鞍上が高田に決定。20日朝に知らされ「ありがたいこと。何とか馬の力を発揮できるように頑張ります」と素直に喜びを表した。
この馬はこれまで7人の騎手とコンビを組んできた。実績では見劣るものの、高田は厩舎所属騎手として普段の調教では手綱を取り続けている。19日の最終追いにも騎乗。「前走時はうるさいところを見せていたけど、調教を積んで今は落ち着きが出てきた。今週の追い切りでも馬の後ろで辛抱してくれたし、らしさは取り戻していると思う」
今年0勝の騎手がグランプリで騎乗するのは史上初。2月の障害戦で落馬、肺挫傷などで約3カ月間戦線を離脱したとはいえ、いかにも心もとない。それでもパートナーのことを知り尽くしているという自負はある。気性が荒くデビュー前には他馬に乗りかかっていくほどの同馬を矯正し、レースでも皐月賞メイショウサムソンに続く2着、神戸新聞杯では2冠馬サムソンを差し切った。確かに結果は残している。
師匠の松田博師は辛口のエール。「どんな乗り役でも走っているからな。乗り役じゃなくて馬に期待するよ」。きつい言葉は愛情表現の裏返し。普段は厳しい表情が緩んでいることでも分かる。師弟タッグで挑むドリームレースだが、師はこの表現を嫌う。「夢はかなわないもの。それよりも“希望”やな。希望を持っていかにゃあ」。関係者に「乗り役は決まった?」と問われた松田博師はこう答えた。「おう、エース高田や!」。その口調はどこか誇らしげだった。

http://www.sponichi.co.jp/gamble/news/2007/12/21/03.html

ええ話しですなあ。ドリパス→サムソン→全通りの3連単買おう。