ドバイ断念?

直行便なしサムソンがドバイ断念か
ドバイ国際競走(3月29日=ナドアルシバ)を視野に入れて調整されているメイショウサムソン(牡5、栗東・高橋成)に7日、出走を断念する可能性が浮上した。松本好雄オーナーはこの日、流動的だった遠征に関して「検疫問題はクリアできたので、ドバイへの直行便(チャーター便)が飛ぶようなら行きます」と前向きな検討を示唆。ところが、その直行便が申し込み期限の8日を前に、チャーターされない公算が大きくなった。
出国に際しての検疫などによる拘束期間は、ドバイ側との協議で3週間に設定されている。この日までに2週間は栗東トレセン、残り1週間は京都競馬場に滞在することも許可された。サムソンは調教コースなど施設面の便宜を踏まえ、このプランで調整する予定。しかし、馬インフルエンザが発生した場合、一部の出走予定馬が出国不可能となり、各陣営相乗りの直行便はキャンセルされる事態が起こり得るため、直行便が出ない可能性が出ている。
各馬がそれぞれ出国するとなれば、定期便を使って香港で乗り継がなければならず、馬への負担が大きくなる。高橋成師は「あくまで今年は欧州遠征が主体。ドバイへの輸送で今後に支障をきたすことになるのは避けたい」と、目標の切り替えを示唆していた。

http://www.nikkansports.com/race/p-rc-tp0-20080208-318228.html