親子鷹

tk33082008-02-15

"JRA騎乗なし"高知の鷹野父子合格
高知No・1ジョッキーの鷹野宏史が、地方競馬出身としては初めて“JRA騎乗なし”で合格を果たした。「ホッとした気持ちと、やっと扉が開いたのでやってやるぞ!!という気持ちでいっぱい。赤木高太郎さん(兵庫から04年合格)が1次、2次とクリアしたことで少しでも可能性があるならと思いました」と感無量の面持ちで語った。
高知では現役1位の2190勝を誇る名手だが、ここまでの道のりは平たんではなかった。1次試験は4度目にして合格。昨年の12月31日、高知競馬のパドックで転倒した際にくるぶしを骨折して、08年はいまだ騎乗機会なし。5日の2次試験は満身創いで、障害を含む騎乗試験などに挑んだ。
JRAには現姓の片山ではなく、高知でも親しまれた「鷹野」で騎乗できるように申請予定。内田博同様、美浦所属(所属厩舎などは未定)となる。24日に地元の高知競馬で「JRA移籍セレモニーを行う予定」(同競馬広報)。二男の文裕(ゆきひろ)君も今年、JRA競馬学校に合格。「3年後には親子対決が実現できるように頑張りたい」と鷹野は大いなる夢を描いている。
◆鷹野 宏史(たかの・ひろふみ)1964年(昭39)10月4日、高知県生まれの43歳。1メートル60、50キロ。血液型B。得意戦法は先行。82年4月デビュー。05年7月に地方競馬史上60人目(当時)の2000勝達成。通算2190勝(14日現在)は、打越初男(現調教師)の2242勝に次いで高知競馬史上2位。趣味はツーリング、読書。

http://www.sponichi.co.jp/gamble/news/2008/02/15/02.html