未知の魅力

ブロッケン無敗で頂点へ
戦国ダービーに“乱入”した無敗のダート王。砂では4戦すべて完勝を収めてきたサクセスブロッケンの存在が、今年の祭典をさらに華やかにする。送り出すのはヴィクトリアマイルを制し、リーディング首位を突き進む藤原英師。最高の追い風を受けて、可能性に満ちた無敗馬が世代の頂点を目指す。
5月の日差しを受けて、輝きを放つ青鹿毛。4戦無敗というキャリアに、限りない可能性が詰まる。サクセスブロッケンのチャレンジは、今年の祭典で最も胸躍る出来事ではないか。「競馬をやっている者だからね。 “ダービー”という言葉が周囲から出た時、自然に選んでいた」と、藤原英師は言い切る。ただでさえ混戦を極める、頂上決戦。リーディングトレーナーの決断が、華やかで最高の舞台に彩りを加えた。
すらりと伸びた、しなやかな肢体。02年の桜花賞TR・フィリーズレビューを制したサクセスビューティを母に持ち、父は名馬シンボリクリスエス。血の配合、姿ともに新緑のターフが抜群に似合うが、脚元の不安や体質の弱さがつきまとった。「両方の前脚が、外側に曲がっている。骨や腱に負担がかかってね…。“競走馬にできるのかな”って。そういう状態だったんだ」。専門の削蹄チームが、デビュー前から付きっ切りでケア。華やかな血の配合に、筋書き通りの答えを求めることがいかに難しいことか。「みんな、あきらめずによく続けてきたと思う。そういう意味では、天から授かったという感じがするんだ」。
昨年のJRA最高勝率調教師。連対率は3割5分3厘(2位の藤沢和師は2割9分2厘)と他の追随を許さなかった。今年は22勝を挙げ、東西リーディングの首位を突き進む。ヴィクトリアマイルエイジアンウインズで制し、念願のG1制覇も達成。最高のアベレージヒッターに、長打力というパワーまで加わった。若き指揮官の野望は、ホースマン最高の舞台が近づくにつれ高まる。「ここまで来れたこの馬の運もある。それは計算してできるものじゃない。だから、それも生かしたいね。ダービーだから、何が何でも百%の仕上げでいく」。強烈な風は、まだまだ吹き続けるかもしれない。

http://www.daily.co.jp/horse/2008/05/28/0001081182.shtml

今のところ軸馬はサクセスブロッケン、勝って欲しい馬は他にいますが未知の魅力に賭けましょう。サクセスブロッケンタケミカヅチ3連単2頭軸マルチ、または1着サクセスブロッケン→2着全通り→3着タケミカヅチという3連単フォーメーション。