サムソンフランス到着

tk33082008-08-21

サムソン仏に到着、初空輸もスムーズ
凱旋門賞(仏G1、芝2400メートル、10月5日=ロンシャン)を目指すメイショウサムソン(牡5、栗東・高橋成)が、20日午前8時46分にJL6461便でフランスに飛び立ち、日本時間午後8時42分に無事シャルルドゴール空港に到着した。初の空輸にも落ち着いて対応した。輸出検疫を行った福島競馬場を出て20日早朝に成田空港に移動したサムソンは、午前6時すぎに空輸用のホースストールに乗り込んだ。ディープインパクトのときと同タイプのジュラルミン製のコンテナ。初めて見る物体を前にして、一瞬頭を上げるシーンがあったが、乗り換えはスムーズだった。「神経質な馬だから馬運車から小さなストールに移る時がどうか心配だったが、うまくクリアできた。福島もうんと涼しかったし、この2週間、ここまではうまくいった」。見守った高橋成忠師(67)は、まずはひと安心の表情を浮かべた。フランスでの滞在先はパリ郊外のシャンティー調教場にあるM・デルザングル厩舎。そこで働いていて、今年7月に日本人として初めてフランス調教師試験に合格した小林智師もサポート態勢を取る。「言葉の問題が大丈夫なのは心強いね」と高橋成師。前哨戦のフォワ賞(G2、芝2400メートル、9月14日=ロンシャン)出否に関しては「上り調子で本番を迎えるためにも使いたい気はあるが、馬の様子次第。向こうに着いての1週間の体調が鍵になる」と慎重な姿勢を崩さないが、昨年断念したフランスの地を踏んで、2年越しの夢の舞台がグッと近づいてきた。

http://www.nikkansports.com/race/news/p-rc-tp0-20080821-399264.html