お見事

スエマエ、五輪4位入賞の貫禄/バドミントン
バドミントンの世界連盟スーパーシリーズ、ヨネックス・オープン・ジャパン第3日は18日、東京体育館で行われ、女子ダブルス2回戦で北京五輪4位の末綱聡子前田美順組(NEC・SKY)がニコル・グレター(ドイツ)シャーマイン・リード(カナダ)組を2−0で下し、8強入りを果たした。

調整の遅れは、欠場を決めた小椋、潮田組と同じ。それを乗り越え、第1シードの貫禄(かんろく)を見せつけた。女子ダブルス初戦の2回戦で格下ペアを退け、日本初の4位入賞を果たした北京五輪後の初戦で「スエマエ」が好発進した。コートサイドにカメラマンが押し寄せる注目度の高さ。緊張と重圧があったが、第1ゲームの7−8からの11連続得点でリズムに乗った。右手にマメができていた前田は気力でスマッシュを打ち込み「出るからには五輪のようないいプレーをしたかった。気持ちの準備はしてきた」と胸を張った。帰国してからは地元への報告など行事が重なり、9月初めに練習を再開。五輪代表らしく、1週間で体調をきっちり整えた。初出場した2005年以来のベスト8進出を果たし、末綱は「五輪の結果でたくさんの人が見に来てくれると思って、それを励みに頑張ってきた。準々決勝も粘っていい試合をしたい」と意気込んだ。

http://www.sanspo.com/sports/news/080918/spq0809182021008-n1.htm