ローズステークス

【ローズS】激戦制した!レーツェル重賞V
第26回ローズステークス(21日、阪神10R、GII、3歳牝馬オープン、馬齢、芝・外1800メートル、1着本賞金5200万円、1〜3着馬に秋華賞(10月19日、京都、GI、芝2000メートル)の優先出走権=出走18頭)川田将雅騎乗、7番人気のマイネレーツェルが、直線の叩き合いを制して、重賞2勝目をマーク。秋華賞に弾みをつけた。ハナ差の2着にムードインディゴが入り、1番人気のレジネッタは直線で早めに抜け出したが、上位2頭に差されて3着。2番人気のオークストールポピーは伸びを欠いて6着に敗れた。小さな体に詰め込まれた闘志を最後の直線にぶつけた。息詰まる叩き合いを制したのは7番人気のマイネレーツェル。持ち前の勝負根性を発揮し、フィリーズレビュー(GII)以来、2つ目の重賞タイトルを手に入れた。「道中は馬の行く気に任せて、終いにかけようと思っていた。思ったより前のポジションになったけど、結果的には良かったし、次が楽しみになる勝ち方でしたね」心地よい汗をぬぐいながら川田将雅騎手が勝利の余韻に浸った。大外枠から好発進を決め、道中は桜花賞レジネッタをマークする絶好位を確保。比較的速いペースをスムーズに追走して、勝負どころを迎えた。そして直線では鞍上の気合付けに応え、一歩ずつレジネッタを追いつめる。最後は外を強襲したムードインディゴを含めた3頭の叩き合いをモノにして本番に王手をかけた。「結果を出せなくて降ろされましたから。これでひとつ恩返しができましたね」。川田にとってはリベンジの意味合いも大きかった。デビューから手綱を任されながら不本意な結果が続き、4戦目を最後にコンビは解消。だが、その間に川田はGI・皐月賞を制するなど着実に実績を残した。その成長ぶりに陣営は再びチャンスを与え、ジョッキーもその期待に見事応えた。「春は切れ味とスピードだけだったのが、パワーがついてきた。精神的に強くなったことで、カイバを食べるようになり、追い切った後でも馬体が減らなくなったね」。管理する五十嵐調教師も心身ともにたくましくなったレーツェルに目を細める。前哨戦とはいえ、GI馬2頭を封じたことは確か。「これで胸を張って力差がないと言える。次は勝ちに行くよ」と五十嵐調教師が力を込める大一番は1カ月後の秋華賞(10月19日、京都、GI、芝2000メートル)。もう伏兵とは言わせない。進化したマイネレーツェルが“主役”としてGIの舞台に立つ。

http://www.sanspo.com/keiba/news/080922/kba0809220430010-n1.htm

フィリーズレビューといい、ローズステークスといいゴール前で併せ馬になりびっしり追いあう展開になるとこの馬は強い。札幌でいちど使ったことでレジネッタは気配上昇、本番でも良い勝負することでしょう。はてさてトールポピーはどうなることやら。