でも本番は・・・

新星ワイルドボア快勝/セントライト記念
関東から新星が飛び出した。9番人気ダイワワイルドボア(牡、上原)が1番人気マイネルチャールズを差し切り、菊花賞(G1、芝3000メートル、10月26日=京都)へ名乗りを上げた。骨折から復帰2週目の北村宏司騎手(28)は、1年6カ月ぶりの重賞制覇。2着マイネルチャールズ、3着ノットアローンまでが菊花賞の優先出走権を獲得した。なお、1コーナーでリノーンリーズンが故障し、フジヤマラムセスが競走を中止するなど7頭が影響を受けた。18頭が1コーナーに差しかかった時、故障した馬に後方集団が巻き込まれた。菊の権利を巡る争いは、運良く前にいた馬に絞られた。先頭でゴールに飛び込んだ鹿毛馬は、アグネスタキオン産駒のダイワワイルドボア。今春の皐月賞とダービーを制した父の血が、秋のクラシック戦線でも雄々しくたぎった。左前腕部骨折から復帰したばかりの北村宏が完ぺきに乗った。道中は7番手。直線で激しく競り合ったマイネルチャールズノットアローンのたたき合いの後ろから、ひたひたと忍び寄った。午後からの雨で渋った馬場も苦にせず、外から力強く半馬身抜き去った。新潟で1000万条件を勝てず9番人気と評価は低かったが、2度使って動きが軽くなっていた。春の力関係を見事に逆転。ジョッキーは「早めに前が動いたので、それを目標にした。十分手応えはあったから、何とかなると思った」と会心の競馬を振り返った。つらいリハビリについては口にしない。プロは結果がすべて。その信条通り、いい仕事で信頼に応えた。500万特別を勝つなど春にもコンビを組んでいたが、大城オーナーと上原師は先週まで騎乗依頼を保留していた。復帰週の騎乗ぶりを見て判断することで意見が一致していた。その裏事情を知らない北村宏は復帰初日の中山で勝利。騎乗馬は大城オーナーのダイワコルベットだった。「チャンスをいただいたことが、すごくうれしかった。その気持ちを無駄にしたくなかった」と感謝した。主戦が戦列を離れている間、馬は着実に成長していた。「随分フットワークが良くなって、競馬も上手になった。折り合いがついたから、次も楽しみ」。3000メートルの菊花賞で再び乱を起こせるか。

http://www.nikkansports.com/race/news/p-rc-tp0-20080922-411178.html

セントライト記念勝ち馬の菊花賞での勝率は【1・1・1・14】、セントライト記念勝って菊花賞も勝ったのはあのシンボリルドルフだけ。本命は来週の神戸新聞杯に出てきます。ちょっと注目しているのはドリーム競馬ラストで大坪さんがふれていたオウケンブルースリ、彼がどんな競馬するかを楽しみに見守りましょう。