いまの若い子らは知らんかブルース・リーを

アチョ〜!昇り龍ブル〜スリ/神戸新聞杯
菊花賞トライアル「第56回神戸新聞杯」(28日、阪神)にこの夏最大の上がり馬が挑む。その名もオウケンブルースリ。強豪がそろった大一番に3連勝中の勢いをぶつける。デビュー当初からスケールの大きさを見せつけた素質馬の快進撃はまだまだ続きそうだ。「ドラゴンへの道」ではなく“菊花賞への道”をばく進中なのがオウケンブルースリだ。強烈な決め手を武器に春の勢力図を一気に塗り替えてしまいそうな勢いを感じる。持ち乗りの塩津助手は23日朝の気配をこう伝えた。「出来はそんなに変わらないと思う。でも以前に比べれば、無駄肉が取れていい体になった」。初戦との比較で20キロ以上のシェイプアップ、鋼のように鍛えた体を手に入れ、ダービーで活躍した実績馬たちに勝負を挑む。遅れてきた大物だ。皐月賞の翌週の福島でデビュー。初勝利までに3戦を要したが、当時からスケールの大きさは示していた。特に2戦目の新潟は大きく外へ逸走して圏外に消えたかと思いきや猛然と追い上げた。音無師はこう振り返る。「2戦とも負けて強しの内容。あれで走るんじゃないかなと思った。1戦ごとに力をつけてきたね」阪神で2勝目を挙げた後はトライアル→菊花賞というローテーションをにらみつつ、2カ月の間隔を取って新潟・阿賀野川特別に出走。1頭だけ次元の違う脚色で突き抜け、古馬や後にセントライト記念を制すことになるダイワワイルドボアをねじ伏せたのだ。ダービー馬ディープスカイをはじめ実績馬が集結した秋初戦。それを最も楽しみにしているのは音無師かもしれない。「まだ一線級とは一度も走っていない。そういう不安はあるけど、どれだけの競馬をしてくれるのか楽しみもある。半々ぐらいの気持ちかな。前走みたいな競馬ができればいい。それで通用するかどうかだね」前半で無理に急がせず末脚を生かすのが現在のスタイル。阪神外回り2400メートルは持ち味を発揮するには最高の舞台と言える。「ブルース・リー」の名に恥じない快走を期待したい。
▼馬名の由来 冠名+人名。9字以内の制限があるため、ブルースリとなっているが、本来はブルース・リー。1940年、アメリカ生まれの中国人俳優で幼少の頃から中国武術を身につけ、スクリーンデビューを果たすと鍛え上げた肉体と超人的なアクションでカンフースターとして活躍。73年に32歳の若さで病死した。代表作はドラゴンへの道(72年)、燃えよドラゴン(73年)。

http://www.sponichi.co.jp/gamble/news/2008/09/24/03.html

燃えよドラゴン」公開時私は中学生でしたが、ブルース・リーはスッゴクかっこよかった。全国の小中学生がヌンチャク振り回していました。
ところでオウケンブルースリの前走ビデオがここにあります。私もはじめて見たのですが1000万下ではなかなか骨っぽいメンバーがそろったレース。でも2着以下をこども扱い、この馬は強い。セントライト記念を勝ったダイワワイルドボアを差しきっているのが値打ちあります。神戸新聞杯での人気はディープスカイオウケンブルースリとなるでしょうが、オウケンブルースリ頭でも面白いのでは。
ついでなので前々走の6月21日阪神生田特別のビデオも紹介しておきます。直線に入って気合いを付けられてからの伸びが他馬とは全然違います。まあ、見てやってください。