悲願の初G1制覇へ

キングリー河内師成長を確信/神戸新聞杯
菊花賞トライアル・神戸新聞杯(G2、芝2400メートル、28日=阪神、3着まで優先出走権)の木曜追いが25日、栗東トレセンで行われた。前走の白百合Sを勝って以来4カ月ぶりの復帰となるヤマニンキングリー(牡3、栗東・河内)は、併せ馬で鋭い動きを披露して1馬身先着。クラシック出走がかなわなかった春の雪辱へ向け、仕上がりは万全だ。手綱を通しての確かな手応えに河内洋師(53)が納得の表情を見せた。「自分で乗って感触を確かめたかった。全体の時計は速くないけど反応が良かった」。Cウッドコースで追われたヤマニンキングリーは、3コーナーすぎにパートナーのマチカネカミカゼ(3歳未勝利)の外に馬体を併せる。直線入り口で軽く手綱を緩められるとシャープに反応。最後に肩ムチを軽く入れられただけで、ほぼ馬なりのまま6ハロン83秒9、ラスト1ハロン12秒1をマークして1馬身先着した。「帰厩した時はやや細かったが、そこから10キロ以上増えた。調教を積みながら増えているわけだからね。落ち着きも出て、いい雰囲気だよ」(河内師)。追い切り後の体重はクラをつけて484キロだった。「レース当日は470キロ台で出せると思う」。2走前のプリンシパルSで450キロまですり減った体は、見違えるように大きくなった。春はツメの不安に悩まされ、あと1歩のところでクラシック出走を逃した。ただ、きさらぎ賞ではレインボーペガサスから0秒1差の3着、若葉Sを回避した後の毎日杯ではレース中の鼻出血がありながらディープスカイの4着と善戦。さらにプリンシパルSでも3着と、大崩れすることなく前哨戦を戦い抜いた。「春は思うように調教できなかったが、今回は予定通りに来られた。ダービー上位組が強くても、春とは違う面が見せられる」。河内師の言葉に力がこもる。心身ともに成長した今のキングリーなら、相手にとって不足なしだ。

http://www.nikkansports.com/race/news/p-rc-tp0-20080926-412723.html

ヤマニンキングリーねえ。まったく意識していませんでしたがこの馬もきさらぎ賞でお世話になった馬です。がんばれ。