菊花賞に向けて

tk33082008-10-22

フセルト、追加登録料払って参戦
500万下→1000万下→1600万下特別を3連勝し、3冠最終戦に駒を進めてきたシゲルフセルトが台風の目となりそうだ。クラシックの追加登録料200万円を支払っての参戦。初勝利に12戦を要した“たたき上げ”が、優勝賞金1億1200万円をゲットできるか注目だ。“見えない力”に導かれるように、菊舞台へ駆け上がってきた。条件戦を3連勝してオープン入りしたシゲルフセルトがその勢いをぶつける。「なかなかいい感じやね。活気がありますよ。450キロ以上をキープしているし、馬がしっかりしていますね」22日の追い切りに備え、角馬場で入念に体をほぐして厩舎に戻ってきたフセルトを見つめながら、中川調教助手が秋晴れの空のようにさわやかな表情をしていた。昨年9月にデビューしたが、体質の弱さもあり、4戦を消化して未勝利のまま10月下旬に休養へ。10月末のクラシック登録も行わなかった。ところが、4カ月近い休養で上背も高くなり、戦列復帰後に成績が安定。芝の中距離戦できっかけをつかみ6月に待望のV。12戦目での初勝利だった。「夏は小倉に滞在させたことで輸送に対するストレスがなくなり、中1週、中1週で競馬を使った。それが鍛錬になって、力がついていった。そこに(父ステイゴールド譲りの)闘争心が加わった」川村調教師が快進撃を分析する。夏の小倉で500万下の門司特別→1000万下の不知火特別を連勝。前走の西宮S(1600万下)で3連勝を決めて、菊への扉をこじ開けた。「3000メートルはどの馬も走ったことがない。互角だと思っています。格好も薄手で背の高い長距離タイプ。ここ3回は競馬で負けていないし、それが続かんかな」川村調教師が笑った。登録メンバーで最多となる18戦のキャリアを誇るシゲルフセルト。クラシック追加登録料200万円を払って挑む大舞台に、GI制覇の夢が膨らむ。

http://www.sanspo.com/keiba/news/081022/kba0810220505009-n1.htm

穴馬候補ナンバーワンはこの馬、続いてスマイルジャックスマートギアノットアローンあたり。オウケンブルースリダイワワイルドボアマイネルチャールズあたりは切る予定です。