パイロット→アストロノート

日本人宇宙飛行士、ANAと空自のパイロットを選出
宇宙航空研究開発機構は25日、国際宇宙ステーション(ISS)に搭乗する新たな宇宙飛行士候補として、全日本空輸(ANA)運航本部の大西卓哉さん(33)と防衛省航空幕僚監部油井亀美也さん(39)を選んだと発表した。2人はともにパイロット出身。宇宙機構の宇宙飛行士候補の選考は10年ぶりで計10人(退職した毛利衛さんを含む)となった。補欠1人を選ぶ予定だが、公表はしない。2人は4月に宇宙機構に入り、筑波宇宙センターや米航空宇宙局(NASA)で約2年間、基礎訓練を受けた後、正式な宇宙飛行士になる。さらに専門の訓練を積み重ね、早ければ13年末にもISSに最長6カ月程度滞在し、ISSの運用や宇宙実験を担当することになる。ISSは今年5月にも現在の3人から6人態勢になり、日本人が搭乗する機会が増える。このため、宇宙機構は健康問題などで飛行士の不足が出れば、補欠の1人を候補者とする。大西さんは東京都生まれ。98年に東京大工学部を卒業し、ANAに入社、国内線・国際線のパイロットを務めている。油井さんは長野県生まれ。92年に防衛大(理工学専攻)を卒業、航空自衛隊に入り、パイロットとして戦闘機に乗り組むなどしている。パイロット資格所持者が宇宙飛行士候補になったのは初めて。記者会見で大西さんは「飛行士とパイロットの適性は似ているのではないか」と自信をのぞかせる一方で、「これからの人生を考えると身が引き締まる思い」と緊張した表情であいさつした。95年に公開された映画「アポロ13」を見て、宇宙飛行士を意識したという。油井さんは「皆さんの期待を裏切らないようにしたい」と話した。宇宙飛行士選考は5回目。過去最高の963人が応募、2次選考を終えて10人(うち女性1人)が最終審査に残っていた。

http://www.asahi.com/science/update/0225/TKY200902250216.html

ライトスタッフ』を引き合いに出すまでもなく向こうではパイロット→アストロノートというルートが自然ですもんね。『インデペンデンス・デイ』の主人公(ウィル・スミス)がロッカーに届いていたNASAからの不合格通知を読むくだりなんて戦闘機乗りが最終的に目指すのはやっぱり宇宙なのか、と思わせました。女子高校生→アストロノートというルートも魅力的ではありますが。(笑)