これで負けたらしょうがない

メガワンダー1番時計だ
宝塚記念の枠順が確定した。馬場状態を考慮して、木曜追いにスライドされたサクラメガワンダーが、栗東坂路で文句なしの動き。テンよし、中よし、しまいよし。この日の一番時計で、好調をアピールした。舞台は父グラスワンダーも制した得意の阪神。(5)枠(8)番の絶好枠から悲願のG1タイトルを狙う。GP制覇で凱旋門賞出走へとつなげたいディープスカイは(7)枠(11)番。馬券は27日から発売される。
初のG1タイトルに向け、態勢は万全だ。福永を背にしたサクラメガワンダーは、角馬場で準備運動を終えた後に、栗東CWを半周して坂路へ。テンから1F13秒6と“好発”を決め、その後も13秒0-12秒6とスピードを持続。重心がぶれることのない確かなフォームで、真っすぐにこう配を駆け上がった。一杯に追われラストは1F12秒9。全体の時計も4F52秒1の一番時計で、好仕上がりをアピールした。「直前でビシッとやったことのない馬やけど、地元(関西での)開催だから、これだけやれた。それに馬なり調整で勝てるような相手じゃない。これで負けたらしゃーないわ。“人事を尽くして天命を待つ”やで」。福永の表情は、満足感にあふれていた。仕上がり途上で臨んだ金鯱賞は、力の違いを見せて完勝。以前から追い切りなどには乗ってきた福永だが、この中間は競馬開催日以外ほぼ毎日、自ら調教をつけてきた。「もう何も教えることはなくなった。調教で(乗り手の)言うことをきくということは、競馬で何でもできるということ。出遅れたり掛かったりという心配が何もないのは強みだよ。(流れが)遅ければ前に行けるし、速ければ後ろから行けばいいんだから」。知り尽くす馬だからこそ、自信も増す。枠は(5)枠(8)番。「真ん中だし偶数だからいいんじゃないかな。ここならほかの馬を見ながら競馬できる」と友道師は歓迎。「あとはジョッキーに任せるだけ」と福永に託す。絶好枠だけではない。阪神コースは重賞3勝を含む4勝を挙げる得意コース。昨年の宝塚記念も0秒3差4着に好走したが、当時は金鯱賞4着からの参戦だった。今年は苦手の小回りコースを克服し、Vを決めての参戦だ。人馬の信頼関係は1年を経て、揺るぎのないものになっている。父グラスワンダーも勝った春のグランプリ。父子制覇へ、そして自身の悲願G1制覇へ-。機は十分に熟している。

http://www.daily.co.jp/horse/2009/06/26/0002059379.shtml

馬連サクラメガワンダーディープスカイの1点勝負ですかね。