ルーキーがんばれ

新人松山ル−チェで重賞初騎乗
この夏注目のルーキー松山弘平騎手(19=池添)が、小倉記念(G3、芝2000メートル、8月2日=小倉)で重賞初騎乗が決まった。相棒はアンノルーチェ(牡4、栗東・田島良)。除外候補だったが、30日になって出走回避馬が出たことで滑り込んだ。「出られるみたいですね。騎乗の話をいただいた火曜の時点では出られそうと聞いていたけど、水曜になって難しくなったと聞いて心配していました。とてもうれしいです」と顔をほころばせた。今夏の小倉で福永(7勝)武豊(6勝)に次ぐ5勝を挙げてリーディング3位タイの大活躍。▲(3キロ減)の恩恵を生かし、通算17勝で関西22位につける。関係者の評価もうなぎ上りだが、「いずれ減量がなくなれば乗れなくなるのではと不安なんです」。危機感が人間を成長させる。アンノルーチェは小倉3戦2勝。「追い切りの動きは良かった。うまく乗れれば」と金星を狙う。ハンデ53キロなら大仕事をやってのけるかもしれない。

http://www.nikkansports.com/race/news/p-rc-tp0-20090731-525260.html

大型ルーキー松山、G初挑戦
ビッグチャンスをつかんだ。今年デビューした新人・松山弘平騎手(19)=栗東・池添=が、小倉記念で重賞初挑戦。サンライズベガが直前で回避したため、次点だったアンノルーチェの“滑り込み出走”がかなった。「火曜に騎乗依頼をいただきましたが、除外と分かって…。残念に思っていただけに、すごくうれしいです」。想わぬチャンス到来に声を弾ませた。次点の段階でも、出走を諦めてはいなかった。29日には自ら追い切りに騎乗し、栗東Bで6F79秒7を記録。テン乗りとなる相棒とコンタクトを取った。「難しそう。行きっぷりが良くて、掛かりそうな感じ」とやや緊張気味だが、1度感触をつかんだことは、ルーキーにとって大きなプラスとなるはずだ。騎乗を託した田島良師は、騎手時代に“必殺仕事人”と称された名手。今の松山の心境は手に取るように分かっている。ジョッキーの目線で「恐らく自分のことで精いっぱいだと思う。でも追い切りではうまく折り合っていた。馬のリズムに合わせて乗ってくれれば」とエールを送る。松山は先週終了時点で17勝をマークし、新人賞争いで断然のトップを快走中。「ペースが落ちなければ30勝もいけそうですし、もともと夏にこれくらい勝ち鞍を挙げられるかと思っていましたから」とここまでは思い描いていた通りだ。思わぬ形で舞い込んだ重賞初挑戦も、瞳はギラギラと輝いている。夏の小倉リーディング(現在5勝でトップの福永に2勝差)も視野に入れる、大型新人の手綱さばきに注目だ。

http://www.daily.co.jp/horse/2009/07/31/0002180947.shtml