さあ、勝とう

1番時計デピュティ復活の時/ジャパンC
さあ、復活の時が来た! 昨春グランプリーホースのエイシンデピュティが圧巻の動きを披露した。4ハロン49秒9−13秒3の猛時計。今週の坂路で初めて50秒を切る1番時計で駆け上がった。調教パートナーを務めた浜中騎手は「テンから行ってくれという指示だったが、あれだけの時計が出るとは思わなかった。トモもしっかり踏み込めてたし、緩んでた腰もパンとしてきた」と出来に太鼓判を押す。長期休養明けからたたき3走目。着実に上昇カーブを描く馬に、見守った野元師からも笑顔が絶えない。「今までにない時計が出た。50秒を切ったのは初めてだろう」。金鯱賞宝塚記念を連勝し、頂点に上り詰めた昨春と比較しても「あの時に近づいてきてるね。体も絞れていい方向にいっている」とニンマリだ。逃げた天皇賞(秋)は外枠が響いて9着に終わったが、今回は2枠4番。前前で運ぶ脚質だけに絶好の枠順だ。あん上は南関東NO・1の戸崎で、大駆けムードが漂う。「何がなんてもハナにいくつもりじゃないし、今度はレースしやすいんじゃないかな。内枠だし偶数だし、良かったね」と、師は7歳馬の完全復活Vに期待を寄せた。

http://www.nikkansports.com/race/news/p-rc-tp0-20091127-569891.html