武豊続報

27日に阪神競馬場で行われた「第57回毎日杯」で、武豊騎手(41)が騎乗したザタイキは、直線残り200メートルで故障を発症(左中手骨開放骨折予後不良)、宙に投げ出された武豊騎手は、激しく馬場に叩きつけられた。
競馬場内の医務室は凍り付いたような空気に包まれた。弟の幸四郎は「痛がっているから意識はある」と話した。事故から約30分後の午後4時10分、尼崎市内の病院に向かうため、車いすに座って救急車へと移されたが、その表情からは血の気が引いていた。ザタイキを管理する藤原英師が「豊、悪かった」と声をかけると「すみません」と気丈に返事をした。報道陣の前での言葉のやりとりはこれだけだった。
JRAは精密検査の結果「左鎖骨遠位端骨折」「腰椎(つい)横突起骨折」「右前腕裂創」と発表した。当初は右手関節の亀裂骨折が疑われたがエックス線の結果、明らかな骨折は認められなかった。全治期間は未定。
今春は手駒がそろい、桜花賞ではアプリコットフィズ皐月賞ヴィクトワールピサ天皇賞・春フォゲッタブルとコンビを組むはずだったが、いずれも騎乗は絶望的となった。きょう28日の春のG1開幕戦、高松宮記念スズカコーズウェイは古川が騎乗する。
武豊騎手は02年に落馬で骨盤を骨折し、全治3〜6カ月と診断されたところを8週間で復帰。08年に右尺骨骨幹部骨折を負った時も約1カ月でスピード復帰した。これまで何度も見せてきた驚異の回復力でダービー(5月30日)に間に合わせることができるか。

http://www.sponichi.co.jp/gamble/news/2010/03/28/05.html

G1シーズンの本格化を前に、無念の離脱だ。27日の阪神10R・毎日杯のゴール前で、武豊騎手(41)=栗東・フリー=が落馬し、担架で運ばれた競馬場内の診療所でのエックス線検査の結果、左肩骨折の疑い、右手関節亀裂骨折、頭部打撲傷、腰部打撲傷と診断された。
最後の直線で騎乗したザタイキが故障(左中手骨開放骨折予後不良)し、投げ出されるように落馬。意識はすぐに取り戻したが、頭を強く打っているため、病院で精密検査を行う。
日曜は中京で騎乗を予定だったが、高松宮記念スズカコーズウェイが古川に変更されるほか、9鞍で乗り代わる。今春も桜花賞アプリコットフィズ皐月賞ヴィクトワールピサなど有力馬がそろっていたが、春のG1の序盤戦への参戦は絶望的となった。

http://www.daily.co.jp/horse/2010/03/28/0002818395.shtml

今日のKBS京都の中継で久保さんが言っていて思い出しましたが、毎日杯といえば何十年か前に福永洋一Jがジョッキー生命を絶たれたレース。とりあえず重傷ではないようで一安心。