ダービー断念

2着バーバリアン、ダービー断念
悔いなき銀メダル。2着ダイワバーバリアンの関係者に落胆はなかった。6番手で流れに乗り、直後もグイグイ。残り100メートル、懸命に粘るサンライズプリンスをねじ伏せた次の瞬間、外からダノンシャンティが襲った。蛯名はサバサバと振り返った。「悔しい!?いや、惜しくない。頑張ったもん。この時計(1分31秒4)だもん。大きい馬で器用にコーナーを回る馬じゃないので、東京の方がいいと思っていた。実際、きょうは中山のようにモタモタしなかったしね。確実に力をつけてますよ。きょうは相手が強かった」
矢作師にとってはG1・4度目の2着。悔しくないはずはないが、報道陣の輪に飛び込む顔には満足感すら漂っていた。「勝った馬は強かったけど、うちのも強かった。ペースが速かった分、折り合いはスムーズだったし…。できれば、勝ち馬と内、外で体が並ぶ形なら、もっと(差は)詰まったかもしれない」と指揮官は振り返った。これで賞金3750万円。ダービーにも堂々と出られるが、潔く断念する。「欲はかかずに秋に備えます。2000メートルまではOKなので、天皇賞・秋(10月31日、東京)は出したいと思ってますが、ゆっくり休ませます」と師は充実の秋に向け、充電を図る方針だ。

http://www.sponichi.co.jp/gamble/news/2010/05/10/04.html

リルダ3着「やったと思ったが…」
3着は皐月賞6着から臨んだリルダヴァル。中団でスムーズに折り合い、直線も力強く脚を伸ばしたが、最後は勢いが鈍って銅メダルに終わった。「このくらいの距離の方が流れに乗りやすい。やったと思ったが…。勝った馬は抜けて強いね。でも、この馬はまだまだ良くなる余地がある」と福永。ダービーは賞金上位馬の回避がない限り、現状(1200万円)では出走が厳しい状況。池江郎師は「また秋に頑張ります」と前を向いていた。

http://www.sponichi.co.jp/gamble/news/2010/05/10/05.html