G1馬オーナー

馬主野田氏「感謝感激」
ダノンシャンティ(牡、栗東・松田国)の馬主の野田順弘氏(71=オービック会長兼社長)は夢にまで見たG1勝ち。オーナー歴は9年近くになるが、ビッグタイトルは08年NHKマイルCのダノンゴーゴーが3着、同年阪神JFでダノンベルベールが2着と届かなかった。「これまでのモヤモヤを吹き飛ばして、一気に青空が見えたような気持ちです。本当に感謝感激です」と破顔一笑。ダービーについては「いやいや。そんなに大それたことは言えません」と、うれしさの中にも謙遜(けんそん)の言葉を連ねていた。

http://www.nikkansports.com/race/news/p-rc-tp0-20100510-627787.html

野田オーナー「喜び格別」
第15回NHKマイルC(9日、東京11R、GI、3歳オープン国際、せん馬不可、定量、芝1600メートル、1着本賞金9200万円=出走18頭)オーナーになって9年。野田順弘(まさひろ)さん(71)=(株)ダノックス代表=は、「パチッと弾けて青空が見えたみたいな…」と満面に笑みをたたえ、初GI勝ちの瞬間を表現した。
「(GIは惜敗が多く)悔しい思いばかりしてましたから。喜びは格別です。競馬はロマンと言いますが、これでロマンが深まりました」
以前、阪神競馬場のある仁川に住んでいた。20年ほど前のある朝、膳に出た生卵を割って見ると黄身が二つ。これはゲンがいいと競馬場に出かけ、運試しとばかりに初めて購入した馬券が(1)(2)の連勝式。それがビギナーズラックの大当たり。後に馬主となるが、「何事も辛抱するもの。喜びもひとしおです」と続けるオーナーの次なる夢はダービー制覇。「そうせかさんで下さい。今はこの喜びだけで」と謙虚に語った。
生産者ダーレー・ジャパン・ファームの三嶋健一郎代表(37)も歓喜に浸る。04年の開業以来、初出走でGI制覇。「丈夫で病気一つしなかった馬でした」と期待通りの優駿になったことが誇らしい。母馬シャンソネットは昨年事故で亡くなり、日本に残した産駒はシャンティ1頭。将来は、種牡馬として子孫を残す役目も待っている。同馬にかかる期待はまだまだ大きい。

http://www.sanspo.com/keiba/news/100510/kba1005100505012-n1.htm