牧さんのブログより

僕の先生はプロレスラー
13日は朝から緊張気味。両国橋の東詰にあるスポーツジムに入会。この日がリハビリの初日。どんなジムなのか? どんな指導員なのか? 緊張した。実は・・・日本の医療システムが貧弱で、骨折後、5カ月経った患者に関しては1週間に1回しかリハビリが認められない。もっとリハビリを続けたいときは、医療機関以外で、独自な(自費で)リハビリをしてくれる人を探さねばならない。僕の大腿骨頸部骨折も11月20日に手術したから5カ月経った。そこで「身障者を受け入れるスポーツジム」を探していたのだが・・・仕事場にも近い、身障者を受け入れるーーという理由で、この「両国橋東詰のスポーツジム」に決めた。マンツーマンで指導を受けるから、どんな先生なのか? それが心配だった。もし、ウマが合わないと大変なことになる。リハビリは人間関係。だから緊張した。
先生は素晴らしい青年だった。浅黒い凛々しい「男前」、身長180センチ、筋肉隆々。優しくて、理論的で・・・これは当たったぞ! と内心、万歳! の気分。
マシンも、これまで使ったものとは違う。新しいマシンで、筋力アップをスタートした。毎週1回、イケメンの指導を受けることになった。青年も「真面目な初老の男」に親近感を持った様子。友達のように話してくれる。帰りしなに、青年のスケジュールを聞いたら・・・このジム以外でも身障者向けの社会復帰に力を入れているそうで・・・猛烈に忙しそうだ。「忙しいんですね」と聞くと「エエッ、格闘技もやるんで」「何ですか? その格闘技って?」「プロレスです」「・・・プロレスって?・・・あの力道山のアレ?」「そうです」「と言うことは・・・プロ? ということ」「そうですよ」
ビックリした。あんなに優しいリハビリの先生がプロレスラーだなんて? 本当に驚いた。恐る恐る「本名でリンクに上っているんですか?」「エエッ、○○マイケルとか・・」仕事場に戻って、パソコンを調べてみたら、○○マイケルは有名人だった。
▲▲プロレスリング所属。神奈川県川崎市出身。身長180cm、体重90kg。血液型はB型。以前のニックネームがそのままリングネームとなった。東海大学アメフト部OB。ちなみに、父親は東海大学准教授でアメフト部監督の○○○○ーーとある。有名人なのだ。
もっと、意外だったのは・・・ヒールレスラー「○○魔イケル」の名で、試合では客をドン引きさせるほどのシモネタ攻撃を繰り広げる変態キャラとして活躍する」とあるのだ。本当なのか?
その半面には「アメリカのUSSA大学院でスポーツ科学修士課程を修了、パーソナルトレーナーとしての顔も持つ」とある。それに加えて「英語が使えるため、ケニー・オメガなど外国人レスラーの通訳を行う場面もある」
僕の「新しい先生」は実に多面的な顔を持つ、凄い男なんだ! 良い友達になれそうだ。万歳!

http://www.maki-taro.net/

「○○マイケル」の正体はこちら