気をつけましょう

2人同時に誤球失格の珍事/女子ゴルフ
原江里菜(22)とウェイ・ユンジェ(台湾)が、17番での誤球に気づかず18番の第1打を打ち、2人とも失格となった。
誤球で2人が失格するハプニングがあった。原とウェイが17番第2打地点で誤球。ともに気付かず、18番の第1打を打った時点で、おかしいと思った原が競技委員に伝え、ウェイが打った球が原の球と確認され、ゴルフ規則15条3項「次のテーィグラウンドからストロークする前に訂正しなければ失格」が適用された。
2人とも同銘柄の球で、ウェイが「1」、原が「2」の番号を使用。まず、原が「いつもウェイさんの方が飛んでいたので」と、17番第2打で手前にあった球を確認しないまま先に打った。ウェイも「私の球だと思った」と、原の球を打った。ともにグリーンを外したが、2人とも第3打でチップイン・バーディー。ボールをふくなど確認する機会がなく、そのまま18番へ。ウェイは何の疑いもなく先に打ち、原は「自分のネームがなく『いつ球を替えたんだろう』と思いながら新しい球で打った」という。
誤球は、された相手が気づくなり、グリーンに乗って球をふくときに分かるのが普通。その時点でウェイ17位、原25位。思い込みで大きな代償を払った。原は「まったく確認せず、私が先に打って迷惑をかけてしまった」といい、協会室で涙を流した。正確な記録は残っていないが、ある競技委員は「誤球失格、しかも2人同時は記憶にない」と話した。

http://www.nikkansports.com/sports/golf/news/p-sp-tp1-20100830-672035.html